パーンペットに挑むTAKERU
2023年4月23日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.8』の追加対戦カードが発表された。
フェザー級3分5Rでパーンペット・ファイタームエタイ(タイ)とTAKERU(GETOVER/WBCムエタイ日本統一フェザー級8位)が対戦。
TAKERUは2022年4月大会でジャオスアヤイと対戦。知将・中島稔倫GETOVER会長の指示のもと、序盤でボディーを効かせるなど好戦し、最後はハイキックでマットに沈んだものの現地関係者から高い評価を受けた。その後、『KNOCK OUT』のリングを中心に活躍し、7月には栗林祥梧を撃破、9月には小笠原瑛作とタイトルマッチを争うなど国内で頭角を現している尾張の注目株。
そのTAKERUが今回対戦するパーンペットはタイ南部ナコンシータマラート出身の22歳。コロナ禍前はペッティンディーグループの上位選手としてTVマッチ『True4U』で活躍、今回メインで登場するガイパー・ポーヴィセットジムや福田海斗とも対戦した経験を持つ。約3年ぶりのリング登場となるが、ペッティンディーグループの重鎮ミットナコン氏が率いるファイタームエタイ所属の選手だけにハイレベルの状態を維持しているに違いない。
TEKERUがパーンペットを下し、一気にトップレベルへ駆け上がることができるか、地元の大いなる声援が後押しすることであろう。
ライト級3分5Rではテーパブット・シンコウムエタイジム(タイ/新興ムエタイジム/スックワンキントーン世界ライト級王者、元7チャンネルスタジアムスーパーフェザー級王者)vs.HIRO YAMATO(NJKF大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者、NJKFスーパーフェザー級王者、S1 JAPANジュニアライト級王者)が決定。
昨年、WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座とS-1 JAPANジュニアライト級王座を獲得し、NJKF王座と合わせ3冠王のHIRO。自他とも認める激闘男で最後まで諦めないファイトスタイルは多くの観客の心を掴んでいる。特に昨年12月、名古屋で開催された『HOOST CUP KINGS NAGOYA 12』では元7チャンネルスタジアム王者のワンチャルームと対戦。ダウンを奪われ、ヒジでカットされながらも喰らいついていった姿には観客から万雷の拍手が送られた。今回もムエタイ強豪選手との対戦となるが、この強靭なハートと共に名門大和ジムでのトレーニングでさらに覚醒してくるであろう。
対するテーパブットも元7チャンネルスタジアム王者。過去には重森陽太や小川翔といった国内ライト級トップ選手と対戦している。純粋なムエタイルールでは昨年10月『スックワンキントーン』にてライト級王者リク・シッソーと対戦。ヒジで2RKO勝ちを収めている。日本での活躍もさることながら、タイでも恐ろしいほどのテクニシャンとして有名だ。特に変幻自在のヒジ打ちは何人ものトップ選手を流血に追い込んだ切れ味を持つ。
HIROにとってまたもや強豪タイ人選手が襲いかかるが、持ち前の強靭なハートでテーパブットを根負けさせることができるか。