メインイベントで対戦するコンクライ(後列左)とスーパーボール(後列右)、手前左はリボ、右はカラバフ(C)ONE Championship
2023年2月10日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 5』が開催される。
メインカードの最終試合(第12試合)で行われるのは62.5kg契約ムエタイ3分3R、コンクライ・エニームエタイ(タイ)vs.スーパーボール・ティーデ99(タイ)。
コンクライは2016年にMAX MUAYTHAIのスーパーライト級トーナメントで優勝。逆転勝利とアグレッシブなファイトスタイルで人気を博し、2020年にはISUZU CUPスーパーライト級トーナメント優勝、9月と10月にはあのセクサン・オー.クワンムアンに連勝し、オムノーイスタジアム認定スーパーライト級王座を獲得している。特に初戦ではセクサンをKOした初のファイターとなった。この年は無敗を達成し、タイ・スポーツ省が選ぶファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)を受賞したほか、ムエタイアワードでも年間最優秀選手賞を受賞。2021年12月にはTHAI FIGHT King's Cup 67kg級で優勝するなど好調を保っていたが、2022年に入るとセンマニー、クラップダムに連敗。その後は3連勝も現在は2連敗中。24歳で75勝15敗5分。
スーパーボールはラジャダムナンスタジアムを主戦場としていた選手で、カイムックカーオやスーパーレック、ルンキットなど一流選手たちと拳を交えてきた。2014年にプロムエタイ協会のスーパーバンタム級王座に就いて以降タイトルは獲得していないが、アマチュアムエタイの大会に出て2021年IFMA世界選手権の-63.5kg級では金メダル、2022年IFMAワールド ゲームズ ムエタイ競技でも同級で銀メダルを獲得する活躍を見せている。現在2連勝中で昨年5月にはルンキットから勝利を収めた。26歳で70勝19敗1分。
第11試合の58.9kg契約ムエタイ3分3Rでは、デンクレイクライ・シンハ・マウイン(タイ)vs.ソンチャナラ・トー・ブルースリー(タイ)が行われる。デンクレイクライは元ONE世界フェザー級キックボクシング王者スーパーボンのトレーニングパートナー。50勝29敗1分。対するソンチャナラは49勝20敗1分の戦績で、身長178cmとデンクレイクライよりも10cm高い。
第6試合に出場するリボ・ソー・ソンマイ(タイ)は15歳からルンピニースタジアムで活躍し、現在23歳。KOが多いサウスポーのハードパンチャーで「Mr.ノックアウト」の異名を持ち、2015年にはルンピニーのスター・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
対戦相手のフルカン・カラバフ(トルコ)はムエタイとキックボクシングの両方でタイトルを持っており、こちらもハードパンチャーだという。