ONE独自の計量をクリアできなかった平田は、ハム・ソヒとのセレモニアル計量&フェイスオフでも放心の表情だった。(C)ONE Championship
2023年3月25日(土)シンガポールのインドアスタジアムで開催される『ONE Fight Night 8』の女子アトム級戦に平田樹(日本)が出場、ハム・ソヒ(韓国)と対戦することが2月8日、発表された。
両者は2022年11月に対戦予定だったが、平田が計量のハイドレーションテスト(尿中の水分値)で苦戦。水分を飲んで基準値を下回ると体重オーバーになり、計量をクリアできず。ハム・ソヒがキャッチウェイト戦を拒否したため、試合が中止になっていた。
今回の仕切り直しの1戦に向け、平田は主催者を通じて「改めてこの試合のオファーをもらった時の気持ちは、『やることは変わらない。このチャンスを頂けたことに感謝』そういう思いでした。ニューヨークにまた戻ってきて、立ち技も寝技も偏ることなく毎日練習に励んでいます。私はチャレンジャーで、この大きなチャンスを掴みに試合に臨みます。しっかりMMAの試合運びを見せたいと思います。ハム・ソヒさん、お待たせしました。応援してくださっている皆さん、何度もごめんなさい、でもしっかり勝ってきます!」とコメント。
一方のソヒは、「ファンの声によっては私の前回の(試合をしないという)判断に色々と意見があったのも事実だったので、イツキとのことは早くケジメをつけたかったから、オファーをもらえて良かったです。トレーニングは、今まで通りやっています。試合に向けても時間がたっぷりあるので、細かい部分や自分の体のコンディションにもより気にして過ごしています。この試合で勝って、自分が次のタイトル挑戦者であることを伝えたいし、この階級で自分が一番だってことを見せたいです。日本のファンの皆さん、前回の私の判断に賛否があったと思いますが、私は日本が大好きです。応援してくれたら嬉しいです!」とメッセージを記している。
ABEMA格闘チャンネルで、3月25日(土)午前9時より生中継が予定されている同大会では、「ONE世界ヘビー級選手権試合」として、アルジャン・ブラー(インド)vs.アナトリー・マリキン(ロシア)、「ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ」として、スーパーレック・キアトモー9(タイ)vs.ロッタン・ジットムアンノン(タイ)、さらに「アトム級ムエタイ世界王座統一戦」として、アリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)vs.ジャネット・トッド(米国)も組まれている。