ONE Championshipがタイ・バンコクのルンピニースタジアムにて、毎週金曜日に開催している『ONE Friday Fights』(日本ではABEMAがLIVE配信)に日本人選手が出場することが発表された。
2023年2月10日(金)の『ONE Friday Fights 4』では、鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)が出場し、イランのファリヤ・アミニプールとバンタム級キックボクシングで対戦する。
鈴木は右ストレートに必殺の威力を秘めたホープとして、2019年6月に11戦無敗のままREBELS-BLACK 60kg級王座に就いた。8月には元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・琢磨も初回TKOに破り、2020年2月にはピラオ・サンタナに判定勝ちして初防衛に成功。弟の鈴木千裕と共に“倒し屋兄弟”として注目を集めるも、13勝(8KO)無敗の戦績を残してボクシングに転向。2021年12月にプロデビュー戦を行って初回KO勝ちを収めたが、10月にキックボクシングに復帰。西岡蓮太に判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。12月にはモンダムを2Rに3度ダウンさせてのKO勝ちで再起を飾っている。
今回の初参戦について鈴木は「ONEは憧れの舞台で、ずっとチャンスを待っていた団体なので、勝ったら僕の格闘技人生が大きく良い方向に動くと思う。僕が今一番倒したい選手は、秋元皓貴選手で、秋元選手と試合を組んでもらえるくらい相手を倒していって、上まで上り詰めたいです。日本からまた強いファイターがONEに行くところを皆さんに見せるので期待して楽しみにして待っていてください。秋元選手の次に出てくる日本人最強の選手は僕です」とコメント。ターゲットに秋元の名をあげた。
続いて、2月17日(金)の『ONE Friday Fights 5』には、澤田千優(ADCC)が出場し、同じくイランのサナーズ・ファイアズマネシュとアトム級MMAでの対戦が決定。
澤田は2019年レスリング全日本学生選手権女子フリースタイル50kg級2位、2018年全日本選手権女子フリースタイル50kg級5位など、ナショナルクラスの実力。2021年5月に修斗でプロデビューし、デビュー戦はドローだったものの以後は3連勝でインフィニティリーグ2022女子アトム級で優勝、初代世界女子アトム級王者となった。
なお、同大会には今後も日本人ファイターが続々と参戦予定とのこと。