大晦日『RIZIN.40』の第3試合終了後に突如、リングインし、RIZINでの皇治戦と、MMA挑戦を発表した芦澤竜誠(Battle Box)が1日、『BLACK COMBAT×DEEP 5対5 対抗戦』(2月4日)で山本聖悟(Team Cloud)のセコンドとして韓国入りしていることを明かした。
(C)BLACK COMBAT
奇しくもRIZINが2023年開幕戦の発表会見を行うこの日、芦澤は「韓国で仲間の試合、日本人は強いぞ」とSNSに書き込み。BLACK COMBATのYouTubeでは、山本に「相手の動きを読んでテクニックを入れてサッカーボールキックの“ジャパニーズ不良スタイル”で行けばいい」とアドバイスしている。
DEEP佐伯代表をして「あの2人は反則」と言わしめた山本の相手キム・ジョンフンと、中村大介の相手キム・ミンウの兄弟(C)BLACK COMBAT
山本も「(芦澤とは)6年前、20歳くらいで出会って、同じ格闘技をやっていて仲良くて趣味も合う」と信頼を寄せると、芦澤は「ほんとうは聖悟はチャンピオンになっているわけじゃん。実力では間違いなくいってるんだから、俺がセコンドにつくことによってオーリャア! ってなるから」と後押しした。
大晦日に芦澤は、花道を歌いながら登場し、RIZIN参戦とMMAに挑戦することを発表。また、芦澤が以前からSNSでやり合っていた皇治(TEAM ONE)と今春のRIZINで対戦することが発表されると、リング上で芦澤は「最後の使命」として皇治とのキック戦をアピールしている。
「K-1を辞めて2023年から RIZINで活躍したいと思います。RIZIN来たのでMMAやりたいですね。でもね、キックでも終わってないんだよね。最後けじめ付けたい相手がRIZINに来たら現れるよね。どこにいるの? 皇治いないの?」と皇治を呼び出すと、「コイツの勘違いも今回で終わりになるかならな。武尊に倒されなかった、天心に倒されなかった、YA-MANに倒されなかった。ありがとう、芦澤竜誠が全部いただきます」と宣戦布告。
リングに上がった皇治は、「皆さんこんにちは、世界の田中です。いやあ、“おさかなくん”の音楽会、それはあかんでと思ったけど、ええ歌ですね。おさかなくん、やりますか?」と受けて立つ構え。芦澤も「やってもいいよ。ずっと因縁があったから。なにルールでやるんだよ。MMAか?」と問うと、皇治は「歌合戦しますか。このおさかなくんをやっつけちゃいましょうか」と、ルールについては触れず、乱闘騒ぎを繰り広げている。
その後、芦澤は米国サクラメントのユライア・フェイバー率いるチームアルファメールでMMAの練習。ABEMAの番組では、チームメイトの川原波輝から「(英語が出来なくても)身体である程度、表現しているので20%は理解している。レスリングをやって身体も強くなっている」と評価を受け、田中路教も「ほんとうに一生懸命、いちからMMAを学んでいるんで、この経験をどうやって活かすか、楽しみですね」と芦澤のMMA挑戦を語っている。
その後、タイにも渡航し、日本から韓国と慌ただしい日々を過ごす芦澤は、「アイムジャパニーズドラゴン」と息巻くが、果たして自身の次戦は、皇治とのキックボクシングラストマッチか、それともMMAデビューか。