わずか4戦目で木村の王座に挑戦し、ダウンを奪った大物ルーキー近藤（右）を迎え撃つ松岡
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の第2弾カード発表記者会見が、7月7日（日）大阪市内で行われた。
ウェルター級スーパーファイト3分3R・延長1Rで、松岡力（K-1ジム五反田チームキングス）がK-1甲子園2017・2018 -65kg王者・近藤魁成（大成会館）と対戦する。
松岡は空手からキックボクシングに転向し、新日本キックボクシング協会でプロデビュー。2017年に現在のK-1ジム五反田に移籍し、2018年1月からKRUSHに参戦した。K-1初出場となった昨年12月の大阪大会では野杁正明にKO負けを喫したが、今年4月のKRUSHで第3代K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者・牧平圭太から勝利を収めて再起している。戦績は9勝(4KO)5敗2分。
近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2勝無敗1分の戦績で今年5月、木村“フィリップ”ミノルのK-1 KRUSH FIGHTウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。
地元・大阪での試合となる近藤は「木村選手と戦った後からどれだけ成長したか、しっかり見せるので期待してください。いろいろ試合の映像を見て思ったことはありますが、ここでは言いたくありません。当日どれだけ変わったかを楽しみにしていて欲しい」と、木村戦を経て成長した姿を見せたいとコメント。
「（松岡は）僕よりキャリアがあって結果も残している選手。僕より強いので準備してしっかりKOします。67.5kgのK-1世界ベルトを狙っているので、高校生の内に獲りたいです。初めて大阪で試合をするので、地元の友だちとか普段来れない人たちが来てくれるので、成長した姿を見せて勝ちます」と、KO勝ちを目指す。
松岡は「前回のK-1大阪大会に呼んでもらったんですが、瞬殺されてしまって。今回こそ地元のみんなにいいところを見せられるようにしたい。相手は若くてカッコいいですけれど頑張ります。自分的にはこの前、強い選手とやって負けたのでカスみたいな選手とやりたかったですね。知名度があって男前で強くてしんどい相手を用意されたと思っています。まあ、負けないですけれど」と、近藤のルックスに対して闘争心を燃やす。
近藤の印象を聞かれると「近藤君は先輩方と何回かやっていて、見るたびに強くなっている。高校生で成長期だと思っています。成長しすぎて計量オーバーして試合がなくなって欲しいと若干思っています」とジョークを交えながら評した。
その上で「僕はトシになってきたので、高校生に負けたら次はないと思っているので負けたら引退の覚悟で絶対に勝ちたいと思います」と、この試合に懸ける決意を語った。
