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【KNOCK OUT】木村"フィリップ"ミノルが「ヒジで切って勝てる」と予告「今までよりエキサイティングでアグレッシブな試合が出来るルール」

2023/01/20 19:01
 2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の第2弾記者会見が、1月20日(金)都内にて行われた。  KNOCK OUT-RED -72.0kg契約3分3R延長1Rで、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)vs.木村"フィリップ"ミノル(ブラジル/Battle Box)が決定。  クンタップはルンピニースタジアムで2位、ラジャダムナンスタジアムで3位(ウェルター級)まで上り詰めた実力者で、その後は日本で活躍。WMC世界ウェルター級王座、M-1スーパーウェルター級王座、WMAF世界スーパーウェルター級王座を獲得し、新田明臣、白須康仁、石毛慎也など国内トップ選手と数多く対戦。2004年にはアンディ・サワーと対戦したほか、MMAにも挑戦して2005年に矢野卓見、2012年に星野大介と戦っている。42歳となった今も現役で、2022年10月にはKNOCK OUTで中島弘貴に勝利、12月には王座決定戦で津崎善郎を破りKNOCK OUT王座に就いた。戦績は73勝(21KO)18敗9分。  木村は長くK-1の主要選手として活躍し、2018年8月にはKrushウェルター級王座に君臨。2019年にはK-1の全大会に出場し、全試合KO勝利。2020年3月には「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」を3試合連続KOで制し、悲願のK-1王座に就いた。2021年12月の初防衛戦で和島大海に敗れて王座を失い、ボクシング転向を表明していたが、2022年12月の『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』で電撃復帰。矢地祐介を1RでKOして強烈なインパクトを残した。戦績は36勝(29KO)10敗1分。  この試合は木村の希望通り、ヒジ打ちあり、首相撲無制限のルールで行われる。  宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「木村選手がムエタイルールで戦いたいということで、去年の時点で浮かんでいたのがクンタップ選手だったんですよね。KNOCK OUTのリングで70kgという階級で王者である以上、クンタップ選手に最初にオファーをするべきだと考えまして話したところ、クンタップ選手は8分くらいで返事が来て」と、即答だったという。  木村は「クンタップ選手は昔から強くて知っていて。ムエタイでもたくさんの階級でベルトを持っている選手ですし、強いと思います。僕もムエタイルールで自分の強さをアピールしてエキサイティングな試合をしたいと思います」と、2012年12月のMA日本キックボクシング連盟での試合以来となるヒジありの試合に意欲。  クンタップも「木村選手と戦えることでワクワクしています。木村選手はこの世界でとても有名な選手で自分も前から知っている選手です。絶対に面白い試合にしたいと思います」と、名前のある木村との戦いにワクワクしているとする。  互いの印象を聞かれると、木村は「昔から見ていて力強いムエタイをする印象ですね。前回のタイトルを獲った試合も近くで見ていたんですけれど、めちゃくちゃ上手いなって印象。でも今の自分は自信もあるので相手にならないと思うのでしっかり倒したいと思います」と圧勝を予告、クンタップは「木村の印象はパンチが速くて重い印象がある。それに対して自分もしっかり練習して準備をして打ち合って絶対に勝ちます」とこちらも自信のコメント。  木村は自分もムエタイの技術を活かした試合をするのかと聞かれると、「多分、僕の試合自体はムエタイルールで見られるのが新鮮だと思うので、そこで僕がどういう動きや仕掛けをするかを楽しみにして見てもらいたいと思います。今までやっていたルールよりもエキサイティングでアグレッシブな試合が出来るルールだと思います。パンチとヒジ打ちをミックスさせて攻撃的に攻めたいと思います。クンタップ選手は心が折れるタイプのタイ人ではないと思うので、明確なダメージを与えて仕留めたいと思います」と、これまで以上にエキサイティングでアグレッシブな試合になるという。  クンタップは木村のパンチのスピードにヒジを合わせる自信があると聞かれると「木村のパンチはとても速くて重い。それは理解している。自分はガードをしっかりしてそのパンチをもらわない戦い方、そしてヒジもパンチを使ってムエタイのスタイルを出して勝ちに行きます」と言い、「ムエタイの全部の技を駆使して戦いたいと思う。ムエタイにはヒザもある。ヒザに関しては木村は私には敵わないと思うのでそこを活かしていきたい」と、ムエタイで許される全ての攻撃を駆使して木村を倒しに行くと宣言。  その言葉を聞いた木村は「そうするしかなくないですか? って感じなので(笑)。。そう来るのは想定済み。僕はその中でクンタップ選手の予想を上回るような試合をしたいと思います」と、クンタップがそうやって戦うのは想定済みだとし、「自分からヒジを打ちながらもその距離でどう対策するかを練習しています。自分からバンバン仕掛けていく練習をしています。本番で自分がそれをどうやるかは当日の自分に任せますけれど、練習ではヒジもヒザもバンバン打っている状態です。凄い楽しみです。(ヒジで)切れると思います。切って勝てると思います。僕がやろうと思います」と、なんと逆にヒジでカットしてやると予告した。  クンタップは「もちろん木村もヒジの練習に力を入れていると予想している。自分もヒジとヒザの両方を活かして絶対に勝ちたいと思う」と、望むところだとした。
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