MMA
インタビュー

【RIZIN】クレベル・コイケ、敗因は「自分を信じる気持ちの差。もっと強くなって帰って来ます」

2023/01/01 08:01
 2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』で行われた「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」の副将戦で、パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)に判定3-0で敗れたクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が試合後インタビューに答えた。  クレベルは負けたことを何度も謝りながらも、「必ずもっと強くなって戻ってくる」と再起を誓っていた。 チームRIZINはもっと強くなって戻ってきます ──試合後の感想をお聞かせください。 「サミシイ。ちょっと、恥ずかしいかな。でもまあサミシイ」 ──その気持ちは負けてしまい、みんなに悲しい思いをさせて寂しいのでしょうか? 「そう、間違いない。私寂しい。私負けたし、初めてRIZINで負けて。それだけじゃない。みんな日本とかファンたちも、信じてるな、まあRIZINチームを。でもRIZINチームが今日負けたから、それが寂しいです」 ──Bellatorチャンピオンのパトリシオ選手の印象は、戦う前とあとで違いはありましたか。 「特に印象は変わりません、強い選手だとは分かっていましたし、難しい試合になると分かっていました。このような試合になるとは分かって想定していました」 ──対抗戦を終えて、今後の目標、展望を教えてください。 「少し休んで家族と過ごしたいと思います。今までずっと休まずに練習して試合をやってきたのでメンタルと身体に休みが必要だと思います。少し疲れた状態で、休まないといけない状態です。これが自分の仕事だとは分かっているけれど、今は身体が休まなければいけないと思っています。いつ戦うかRIZIN次第で分かりませんが、1月は、休みます」 ──今日の試合でパトリシオ選手と一番どこに差を感じましたか? 「彼との一番の違いは信じること。彼よりも自分が信じて入っていたと思います。彼はもちろん強い、パウンド・フォー・パウンドでUFC以外では1位、彼との差があったとすれば信じる気持ちだったと思います」 ──「パンチをもらうのは仕方がない」とよく言っていました。結果的にその部分も勝敗を分けたのではないでしょうか、それについてはどう思っていますか? 「いえ、特にそれが勝敗を分けたわけじゃない。起こったことは全て想定していました。そう言う風に来ると思っていました。経験がある選手なので、そういう強い感じでくることは分かっていました」 ──今、「ちょっと休む」と言っていましたが、今までずっと応援してくれたあなたのファンにメッセージはありますか? またブラジルでも見ているファンにもお願いします。 「まず応援してくれた皆さんありがとうございます。特に日本のファンの皆さんは僕たちを信じてくれてありがとうございます。負けて寂しい、恥ずかしいと言う気持ちはありますが、恥ずかしいは適切ではないとも思っています。結果的にチームは5-0で負けましたが、素晴らしい試合をしました。一本で負けた試合もKOもなく、個人的には武田(光司)選手や(キムム)スーチョル選手は勝っていたと思っていますし、(ホベルト)サトシ選手は1R目は負けていたけど2、3R目は優勢だったと思います。結果としては悲しいものだったけど、いい試合を見せられました。皆さんありがとうございました。この対抗戦がまたあると思っていますし、チームRIZIN はもっと強くなって帰ってきます」 [nextpage] 平本が自分と戦いたいなら他の選手とやってからやるべき ──休養したあと、どのような強化をサトシ選手とともに行いますか? 「改善することはありますが、大きな変化を必要とすることは特にありません。やはり信じることが大事です。繰り返しになりますが、もう一度戻ってくるときには、もっと強くなって戻ってきたいと思っています」 ──ピットブル選手はクレベル選手を高く評価し、ベルトを賭けて再戦したいと。その気持ちはありますか? 「いいと思います。今日は自分の信じる力が少し足りなかっただけで勝てる可能性は見せられたと思います。もっと強くなって帰ってきます。今日は負けてしまったことに言い訳はありません。今日は彼が強かっただけ。タイトルを賭けて戦いたならそれもいいし、自分もBellatorのベルトを狙いたいと思います。次はもっと強くなり、成熟した自分になって戻ってきたいと思います」 ──2022年のフェザー級のなかでは、平本蓮選手が成長したと思います。平本選手は2023年中にクレベル選手に挑戦したいと言っていますが、それを聞いてどのように思いますか。 「彼がもし自分と戦いたいならもう少し他の選手と試合をした方がいいと思います。思うに、RIZINでは2回しか勝っていないと思います。選手を見下したりするつもりはありません、ただ、自分はチャンピオンなので、リスペクトはされていいと思っています。ですからもし自分と戦いたいならば同階級の他の選手、たとえば朝倉(未来)選手や牛久(絢太郎)選手とやってから、自分とやるべきです。キックボクシングのチャンピオンだからといって暴言を吐いていることなどもどうかと思うし、自分とやりたいならMMAルールでやることになる」 ──試合後インタビューは以上です。お疲れ様でした。 「最後にもう一ついですか? 皆さん、日本で、ごめんね。今日負ける、でもまだまだ強くなって戻ってきます。今年もよろしくお願いします。絶対、私もっと強くなって戻ってくる。今日負けたのはちょっと寂しいけど、もっと練習する。日本のみんなはいつもメッセージとか、ありがとうございました。今年はファンだけじゃなくて、RIZINのスタッフとか、ずっと自分を手伝ってくれて本当にありがとうございます。もっと強くなって戻ります。ありがとうございます。ハッピーニューイヤー、押忍」
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