矢地を1RでKOし、上機嫌でコメントした木村
2022年12月28日（水）東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』の副将戦71kg契約MIXルール（1Rキックボクシングルール3分、2R MMAルール5分）で、矢地祐介（MMA/日本)を1R1分6秒、KOした木村"フィリップ"ミノル（キックボクシング/ブラジル)が試合後、インタビューに答えた。
木村は自分のKOシーンの動画を見ながら現れ「凄いKOですね」と笑顔。
「2Rに行かずに済んでよかったです」と言い、「矢地KOは気持ちいい。名前の時代なので、これからの時代。矢地ゲットは大きい。これからどんどん揃えていきます。有名な選手を倒したい。せっかく知名度を上げていける活動の場が出来たので」と、名前のある選手たちを狩ってコレクションしていきたいとの野望を打ち明ける。
「もう少しRIZINの選手を狩りたい」とRIZINの選手を狙いたいとし、具体的に誰かいるのかと聞かれると「眼中に入れているのは鈴木千裕と萩原京介。鈴木千裕とはキックボクシングでもいいのかなと思っています」と、2人の名前をあげた。
最初に今大会で戦いたい相手として名を上げていた萩原については「出来たら、でいい。彼の予定もあるので、よかったらやってくださいって感じです」と、機会があればやりたいとする。
鈴木千裕については「漠然と自分の中でどういう試合が見たいかと思った時に、彼もキックボクシングをやっているので。自分の頭の中で勝手に考えています」と言うが、2023年3月5日には鈴木千裕が出場予定の新生KNOCK OUT初のビッグマッチである代々木第二体育館大会があり、木村が公開練習で宮田充プロデューサーに「オファー待っています」とアピールしたことから、実現の可能性はありそうだ。
今後に上がる団体については「フリーなのでもらったオファーで行くって感じで。どしどしオファー待っています。木村ミノルは今がお買い得だと思いますよ(笑)」と、団体にこだわらずやっていきたいとした。
試合後のマイクでは「一応、大晦日も空けているんでよろしくお願いします」とアピールしたが、「何も意図してないです。大晦日空いてるから言っただけ。大晦日に試合したいですね」とし、平本蓮のエキシビションマッチの相手を公募しているがと聞かれると「いいんじゃないですか。話があれば。でも、もう決まってるんじゃないですかね」とオファーがあればとする。
KOで終わったのは矢地が逃げずに向かって来たからでは、と聞かれると「それは大いにあると思います。おかげさまです。でも、それは自分が来させたので。上手くいきました」と、矢地の勇気を称えながらも向かってこさせるテクニックだったという。
「動きの中で隙を見せる、相手にいけると思わせる瞬間を見せることを意識していて。矢地君から見たら不用意に見える、カウンターを当てる隙を作ったんですよ。それを練習でやっていて。ガードをわざと下げるとか。それを試合に取り入れました」
試合のプランを聞かれると「左フックで終わらせること」と、フィニッシュとなった左フックは最初からフィニッシュブローに決めていたという。
「イメージトレーニングしていて左フックが一番はまったんです。最初は右フックの練習とポジショニングを練習していたんですが、3週間前にトレーナーに『左フックで決める』と言いました。だから作戦は無しで、と。イメージが完璧に見えました。間違いなかったかったですね(笑)」
もし2RのMMAルールに行った場合はどうするつもりだったのか、それには「やることは一緒です。行けるんじゃないかなと思いました」と、1Rと同じことをするつもりだったと答えた。
アントニオ猪木さんへのメッセージを求められると「猪木さんの大会に出られたおかげで異種格闘技戦をやれてチャレンジ出来たので、いい機会を与えてくれたと感謝しています」と話した。
