キックボクシング
ニュース

【RISE】那須川龍心、今年5戦目へ「KOで勝ってリングの中心で“ブラボー!”と叫びたいと思います」

2022/12/05 23:12
 2022年12月25日(日)東京・両国国技館『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』にて、フライ級(-51.5kg) 3分3RでKOUJIRO(ジムファイターズ)と対戦する那須川龍心(TEAM TEPPEN)が公開練習を行った。  那須川は2021年RISE Nova全日本大会-55kg級トーナメント優勝、Stand Up Aクラストーナメント-55kg級優勝、2021年RISE NovaジュニアAクラストーナメント-50kg級優勝などアマチュアで経験を積み、今春から高校生となって4月のRISEでプロデビュー。笠原直希に判定勝ちして白星で初陣を飾った。しかし、6月の『THE MATCH 2022』ではK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星。8月の平山龍馬戦からフライ級に階級を下げ、TKO勝ちで再起を果たすと続く10月の吉田亮汰朗戦は判定勝ちで連勝。  KOUJIROは広島・大阪で試合をしている空手をバックボーンに持つ選手で、2022年2月に3戦目でRKSキック フライ級王者となり、5月に5戦目でジャパンカップキックボクシング同級王者となった二冠王。サウスポーで戦績は4勝(1KO)1敗。唯一の黒星は3月にRISEで松本天志に付けられたもの。  那須川はミット打ちでワンツーを主体に、ハイキック、後ろ蹴り、飛びヒザ蹴り、後ろ廻し蹴りを混ぜるなど兄・天心を彷彿とさせるような多彩な技を繰り出した。  これが今年5戦目となる那須川は「思ったよりハイペースで試合やってるなと思いますね。気を抜く暇がないので逆にいいのかなとも思います。もっとこのペースで試合をやって行きたい」と意欲的。「試合が終わって少し痛いことはあるけれど大きな怪我はしたことがない」と、兄と同じく次の試合が出来ないような怪我は負ったことがないとした。  試合を重ねるたびに試合運びが上手くなっていると言われると、「余裕が自分の中で見えてきた。試合中に出来ることが増えたり、試合中に考える余裕ができたり」と余裕が生まれたことが大きいという。  現在は減量しているため「体重が落ちている分、キレも出ている。キレの部分は今あります」と、自身の技のキレを感じている。減量は「今は朝起きて54.6kgくらい。だから超余裕です。計量オーバーはないです(笑)」とまだ余裕だとする。 「体重が増える可能性は全然あります」と言い、「60kgでもやってみたい。天心でも58kgじゃないですか。だから天心がやってない階級でやってみたい想いはありますね。でも身長がきついかな。何十年後かの話だと思いますけれど」と、階級は徐々に上げていきたいとした。  対戦するKOUJIROについては「見てて強いなと思っているけれど勝つイメージとかこうしたら相手は嫌だろうなとか、自分がこうされたら嫌だろうなというパターンは見えています。後は不安要素を潰すだけです」と、戦いのイメージはかなり出来上がっている様子。  KOUJIROとは年齢が1歳しか違わず同年代。意識するかと聞かれると「もっと年上の方が意識しますね。20何歳とか。その方が子供が大人を倒すって感じでいいじゃないですか。そういう方が燃えますね。倒したら痛快ですね」と笑う。  2023年を見据えて「ここで勝つと負けるとでは2023年のビジョンが変わると思うので、ここは落とせないです」と那須川。「自分のビジョンは無敗で行くことだったけれど、早々にずっこけてしまったので(苦笑)。思い描いていたものとは全然違いますね」と理想とは違うとしながらも「来年には今回よりもっと強い人とやると思うし、チャンスも来ると思うので、フライ級のタイトルを獲ったらすぐに53kg、55kg、57kg…と上げていきたいです」とのビジョンを話した。  フライ級は田丸辰が10月に王座決定戦を制して初代王座に就いた。「どっちが勝つか予想していて、それが当たった」と言い、「来年には挑戦したいですね。そうじゃないと身体的にも来年が限界。デカくなっているので来年中にやりたいです」と来年にはタイトルに挑戦したいとした。  自信のほどを聞かれると「今すぐやってもそこまでボコボコにはされないと思いますが、絶対に勝てる自信がないので。今回の試合の勝ち方、これから次第で自分の自信が付いてくると思うので。そこまで差はないと思いますが、差はなくても勝てるというのはまだないです」と、まだ絶対に勝てるとの自信はないと素直に答える。田丸とは「TEPPENがまだ体育館でやっている時に来てたので全然喋るし、今でも喋ります。本当ならやりたくないですけれど試合決まったらやるしかないですね」と昔から知っている仲だという。  今後磨いていきたい技については「全体的に上手くなりたい、蹴りがおろそか、パンチが対処できないといった偏りはなく、全体的に総合力を身に着けたいですね。オールラウンダーになりたい」との目標。  そして「KOで勝ってリングの中心で“ブラボー!”と叫びたいと思います」との希望を口にした。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント