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インタビュー

【PANCRASE】扇久保とTUFで激闘! アダム・アントリンが来日「115ポンドでPANCRASE王者になる」

2019/06/27 23:06
【PANCRASE】扇久保とTUFで激闘! アダム・アントリンが来日「115ポンドでPANCRASE王者になる」

6月30日(日) 新木場スタジオコーストにて開催される「PANCRASE 306」で、ストロー級12位の前山哲兵(フリー)と対戦するアダム・アントリン(米国/AKA)が27日、西新宿HIDE'S KICKにて公開練習を行った。

2016年7月、UFCのTUF24フライ級トーナメント一回戦でダマッシオ・ペイジに勝利し、準々決勝で扇久保博正に判定負けしているアントリン。

ペイジにはサウスポー構えから強烈な左ミドルキックを効かせ、扇久保戦では左の蹴りを警戒してかオーソドックス構えも見せたスイッチファイターだ。アントリンは公開練習ではオーソドックスに構え、左右のワンツー、さらにスイッチしての左ミドルを披露した。

2018年はUFCファイターのエリアス・ガルシア、Bellatorでジョシュ・パイヴァに敗れているが、本来の適性階級はフライ級(-56.7kg)ではなく、今回、PANCRASEで参戦するストロー級(-52.2kg)だという。北米MMAではストロー級での試合機会が少ないため、日本を新たな戦場とした。

また、2015年11月には現UFCファイターでUFCで4勝1敗と活躍中のアレックス・ペレスに一本勝ちを収めており、MMA戦績13勝(2KO/9一本)5敗と一本率の高さも誇る。公開練習でも披露したマルセロチンに加え、リアネイキドチョークでも3勝を挙げており、がぶりからもバックからも極められるのが強みだ。

アントリンは、高校でレスリングを学び、アマチュアキックを経て、AKAに入門。MMAプロデビューが2008年で28歳だったため、現在は37歳とアラフォーにはなるが、同僚のアンソニー・ドゥ(※2018年11月に八田亮にTKO勝利)とともに、PANCRASE王者を目指し、その先に提携しているONE Championship参戦も目論む。

「ストロー級キング・オブ・パンクラス、アダム・アントリン!」とブルース・バッファーを真似て自らコールしたアントリンに、話を聞いた。

「僕のマルセロチンは“ケイオス・チョーク”なんだ」

──TUFでは日本の扇久保博正選手と対戦したアダム・アントリン選手ですが、日本では初めての試合となります。

「準備はできているよ。It's Time!!」

──いまのモノマネは……。

「ブルース・バッファーさ。僕はファイトアナウンサーのモノマネが得意なんだ。君の名前もコールしようか?」

──ありがとうございます(笑)。あとでご自身のコールを動画でお願いします!

「もちろん。お安い御用さ」

──まずはPANCRASEからオファーがあったときの気持ちをお聞かせください。

「とてもハッピーで興奮したよ。というのも自分の115ポンド(ストロー級)としてのキャリアを日本なら始められるからね。前回はアンソニー・ドゥのセコンドとして来日したけど、そのときにPANCRASEの会場のファンのいいエナジーを感じた。PANCRASE自体、とても歴史のある団体だし、そんな舞台で自分がついに戦えることに興奮しているよ」

──AKAの所属ですが、バックボーンはレスリングなのですか?

「ハイスクールで初めてレスリングを学び、ウエスト・バレー・コミュニティカレッジでレスリングをやった。その後、2年間ほど何もやらず、2006年からアマチュアキックボクシングを2年間やって3戦3勝だった。そして2008年からMMAを始めたんだ」

──アマチュアながらキックボクシングの経験もあったのですね。ところで、MMAファイターで一番、卓球が上手いというのは本当ですか?

「どこでその話を聞いたんだい? たしかに僕はMMAで最強のピンポンプレイヤーさ。小学校で水泳を習っていたときに卓球台があってね。そこから初めて上手くなって、TUFでの合宿でも誰にも負けなかったよ!」

──“ヒロ”(扇久保博正)にも?

「ヒロ! 彼は僕とピンポンで勝負しなかったんだ(笑)」

──アントリン選手のキャリアの中期でハイライトともいえるのは2015年に、現在UFCで活躍中のアレックス・ペレスに一本勝ちしていることです。動画を見つけることができなかったのですが、極まり手が一部のサイトで「プレイヤーチョーク」と書かれていて、ノーアームのニンジャチョークとも違うようで、いったいどんなチョークなのですか。

「ああ、僕の場合はマルセロチンのことさ。でもちょっと違うんだ。モデファイした」

──ちょっと違う、というのは……。

「やってみせようか。マルセロチンはこうして片足をかけて極めるよね。僕は10フィンガーで組んでここにヒジを乗せて、もし相手が動いても……」

──おお、なるほど。自分がネットで見たプレイヤーチョークとはちょっと異なる形でした。この通常のマルセロチンまでの写真は紹介しても大丈夫なのですか。

「問題ないよ。この技で何度か極めている。ジムのみんなは僕の“Captain Chaos”のニックネームからケイオス・チョークと呼んでるよ。自分より大きな相手と戦うことがほとんどだったからね。そんな相手にも極められるように考えたんだ」

──2016年7月のTUF24フライ級トーナメント一回戦ではダマッシオ・ペイジをTKOに下しました。左ストレート、バックキック、さらに強烈な左ミドルをレバーに決めていました。キックの経験があることが分かったのですが、あの試合はサウスポー構えでした。扇久保戦では左の蹴りを警戒してか、オーソドックス構え。スイッチしてどちらが主体でも戦えるのですか。

「その通りでもともとオーソドックス構えだけど、スイッチして戦った。練習に練習を重ねてどちらでも自在に、相手に合わせて戦えるようになったよ。左ミドルはレバーを効かせることができるしね」

──扇久保選手との試合はタフファイトでした。ポジションも奪われましたが、後半は左ミドルで盛り返しもしました。

「とてもタフファイトだったよ。自分より大きかったし、とてもやりにくい相手だった。でも互いに自分で決めて戦ったことだから、言い訳はしないよ。ところで、ヒロのジムは新宿からどのくらい遠いのかな? 40分くらい? また彼と練習できたらなと思うよ」

──今回は、ストロー級(-52.2kg)での試合となりますが、いつ以来のストロー級での試合となるのでしょうか。

「115ポンドは初めてさ。というのも米国ではストロー級のマーケットはほぼ無いに等しい。それでフライ級で戦っていたけど、UFCではそのフライ級でさえも注力されていない。だから、今回、初めて適正階級で戦えることにワクワクしているんだ。体重も問題ないよ」

──フィットしていますか。

「完璧だ。米国のサイトではフライ級で僕は30位にいるけど、ストロー級でやることでもっと実力を証明できるし、ランキングの上位にいけるだろう」

──前山哲兵選手とアントリン選手はともにスイッチファイターです。どのように評価していますか。

「動画を見たよ。確かにマエヤマもスイッチするけど、僕ほどスイッチングを理解していない。その部分では遥かに差があると思うよ。ただトータルではマエヤマはすごく危険な相手だし、油断せずにコーナーの助言を聞きながらしっかり戦うよ。フィニッシュして勝つよ」

──ストロー級で今後のPANCRASEでの目標をどう考えていますか。

「115ポンドでキング・オブ・パンクラシストになること」

──PANCRASEはONE Championshipともパートナーシップ契約を結んでいます。そのあたりも視野に入れていますか。

「もちろん知っているよ。ステップ1は今回の日曜日の試合に勝つこと。ステップ2はキング・オブ・パンクラシストになること。ステップ3はONE Championshipで戦うことさ」

──ファンにメッセージを。

「日本で僕はまだ無名だから、あまり知られていないと思うけど、今回、いい試合を見せて観てくれるファンを楽しませて勝って、僕のことを知ってもらうよ」

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