2022年9月11日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の前日計量が、10日(土)都内にて13:00より行われた。
「K-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場する8選手は、いずれも一発でパス。明日の優勝まで1日3試合のトーナメントに臨むこととなった。
2年前に武尊との対戦が決まりながら、新型コロナウイルスの影響で試合が流れた19勝無敗のアダム・ブアフフ(モロッコ)は「今回この大会に出られて、日本に来ることが出来てとても嬉しく思う。準備はしっかり出来ている。明日の戦争に勝っていきたい。ずっとこの機会を待っていた。期待してくれ」と強い意気込み。
1回戦で対戦する武尊の盟友・大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は「マイ・ネーム・イズ・タツヤ・オオイワ。K-1ワールド、タツヤ・ワールド。ブアフフ、ワンパンチKO、スタウロス、久しぶり、チャンピオン・タツヤ。イエス」と、英単語と日本語を並べて挨拶。
K-1 WORLD MAXで魔裟斗とも激闘を繰り広げたアルトゥール・キシェンコを師に持つアヤブ・セギリ(モロッコ/スペイン)は「こんな素晴らしい夢であった機会に出場することが出来て光栄です。明日をお楽しみに」と明るくコメント。
1回戦で迎え撃つレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)は「6月ぶりの試合になりますが、6月に負けて今凄い勝ちたいという欲が多いので明日を楽しみにしてください。必ず僕の腰にベルトを巻くので」と、勝利に飢えていると話す。
ゲーオとゴンナパーをK-1に送り込んだウィラサクレック会長の推薦を受けて出場が決まったナックロップ・フェアテックス(タイ)は、「今回はこのような世界レベルのK-1の大会に参戦するチャンスをいただけたことをとても嬉しく思っています。関係者に感謝しています、明日は精一杯力を出し切って自分の仕事を成し遂げたいと思っています」と、全力で自分の仕事=優勝を達成したいとする。
1回戦で対戦する朝久裕貴(朝久道場)は「世界トーナメントということで日本人としてはもちろん中国のWLFの王者として誇りを持って戦います。外国からこうういったご時世なのでこうやって日本に無事来てくれたことをありがたいと思います。敬意をもって明日は全力で戦いたいと思います。ここにいる8人、全員強いと思っています。でも僕だけ次元が違うと思っているので、僕のK-1を見せて必ずK-1王者になります」と、自分は“別次元”だとした。
武尊、皇治、大雅と拳を交えて約3年ぶりの来日を果たしたスタウロス・エグザコスティディス (ギリシャ/Nasos/Mejiro Gym)は「明日の試合では自分の力を出し尽くしたい。ここにいることを嬉しく思います。横山選手は髪型を変えたみたいで似合っています」とベテランならではの余裕あるコメント。
対する1回戦で当たる横山朋哉(リーブルロア)は「いろいろな人のサポートのおかげでここまで来れたので、明日はみんなへの恩返しと共に自分へのご褒美でベルトを獲りに行きます」と優勝宣言した。
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質疑応答での全コメント
――今日対戦相手を見た印象と、明日は自分にとってどんな1日にしたい?
大岩「ブアフフ、だなって感じですね。ブアフフだ、やっと会えたって感じです。目つきも顏も向き合った時に素晴らしいと思ったので試合が楽しみになりました。明日はKO祭りにしてタツヤ祭りにして全試合KOでベルトを巻きたいと思います」
ブアフフ「あえてブラザーと、兄貴みたい感じで呼ばせてもらうけれど、ブラサーは強気で王座を獲ると言ってるようだが、あまり自分の力を過信しないようにした方がいい。俺の強さをしっかり知ってもらえればと思う。俺が3試合戦う準備は全部万端に出来ているので、勝つのは俺だ」
レオナ「相手は映像で見た時からカッコいいと思ったんですが、向かい合ってカッコいいなと思いましたね。身体つきもいい身体で強そうだなと感じました。明日は私事ですが、弟が結婚式をするのでそこに花を添えられたらと思うので、僕がベルトを獲って加藤家はハッピーで終われたらと思っているので、明日は素敵な日にしたいと思います」
セギリ「弟さんのご結婚おめでとうと言いたいが、彼の身体を見て十分仕上がっている感じがしたので、明日は素晴らしい試合が出来ると思う。明日はそれを見ていただければと思っている」
朝久「計量の時に向かい合ってじっと僕の目を見てきたので、自信があるんだろうなと思いました。明日はやっと本気で暴れられると思っているので、3試合全力でやって皆さんの期待を大きく超えるような、そんな1日にします」
ナックロップ「初めて相手と会いました。初参戦で緊張していますが、相手に対して特別な印象はありませn。明日は1回戦でまず勝って、最後まで勝てる1日にしたいと思っています」
横山「スタウロス選手の印象は…毛が凄いなって思っただけです。あとは特に。明日はよこはまつりじゃなくて“よこやままつり”にする。それだけです」
スタウロス「相手の印象はとても強くて能力があると思う。でも私より年が若くて経験がないので、明日は彼には自分の頭を下げることを教えてやりたいと思います」
――レオナ選手はぶっちぎり優勝を宣言している。その中で意識する相手は?
「隣にいるので気まずいけれど、最初は朝久選手かなと思ったんですが、僕は正直、横山選手と決勝でやるんじゃないかなと思っていて。そこでも全然レベルが違うので、ここにいる7選手とはやってきたことも経験も違うし、選手としての価値が違うのでぶっちぎりは変わらないと思っています」
――それを聞いて横山選手はどう思った?
横山「そう言われて嬉しいですけれど、前回のTHE MACHの前にレオナさんとスパーリングをさせてもらってフルボッコされていたので、そこからの成長を見てもらって、僕がここで一発勝ってダークホースになってやろうと思っています。決勝で僕はレオナさんとやりたいとずっと思っていたので、レオナさんは確実に上がってくると思うので僕にかかっているなと思っています」
――大岩選手は武尊選手から何かアドバイスは?
大岩「ずっと会見前から言ってきましたが、龍矢にこのベルトを巻いて欲しいと言われましたし、誰にも渡したくないからって話もいただきました。あとは自分らしくしっかり戦って、龍矢らしく試合を運べば必ず王者になれるよって言ってもらえたので。やるのは自分なので、あとは自分を信じて3試合全力で戦って楽しみたいと思っています」