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【Krush】難聴のハンディを抱えながら王者になった郷州征宜が引退、武尊とも対戦した=8・27後楽園で引退セレモニー

2022/07/07 23:07
【Krush】難聴のハンディを抱えながら王者になった郷州征宜が引退、武尊とも対戦した=8・27後楽園で引退セレモニー

難聴のハンディがあってもKrush王者に上り詰めた郷州が引退

 2022年8月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.140』の対戦カード第一弾発表の記者会見が、7月7日(木)都内にて行われた。

 同大会で第6代Krushスーパー・フェザー級王者の郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス)の引退セレモニーが行われることが発表された。


(写真)2017年10月に安保璃紅を破ってKrushスーパー・フェザー級王座を奪取

 郷州は生まれながらにして難聴の障害があったが、運動が得意で野球では東海大学付属甲府高等学校在学時に2004年第86回全国高等学校野球選手権大会に出場してベスト4まで進出、代打として2安打を記録した。高校卒業後にキックボクシングを始め、RISEのアマチュア大会で優勝すると郷州力のリングネームで2011年11月にRISEでプロデビュー。2014年1月のRISEスーパーフェザー級タイトルマッチで小宮山工介に敗れるまで10戦無敗だった。


(写真)2018年3月の「K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」準決勝で武尊と対戦した

 2016年にK-1ジム総本部チームペガサスへ移籍し、4月にK-1デビュー。2017年8月に大沢文也を破って挑戦者決定トーナメントを制し、10月に安保璃紅を破ってKrushスーパー・フェザー級王座を奪取。2018年3月には「K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場。1回戦でデニス・ウォーシックに判定勝利するが、準決勝で武尊にKO負けを喫した。2018年6月、初防衛戦で島野浩太朗に敗れて王座を失い、2019年5月の友尊戦が現役最後の試合となった。生涯戦績は25勝(7KO)11敗。


 中村拓己K-1プロデューサーは「スーパーフェザー級戦線を盛り上げてくれた激闘派のファイターです。試合間隔が開きましたが正式に現役を引退するということでジムから連絡を受けて発表となりました。印象に残る試合をたくさんしてきた選手です」と、この8月大会で引退セレモニーを行って第二の人生に送り出すことを発表した。

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