2022年8月11日(木・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の記者会見が6月29日(水)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
スーパーファイトの-63kg契約3分3R延長1Rで、ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が岩崎悠斗(PURGE TOKYO)と対戦する。
ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代Krushライト級王座に就き、同年9月に大沢文也、2020年1月に横山巧、6月には篠原悠人の挑戦を退け3度の防衛に成功した。そして12月のK-1で林健太を破り、第4代K-1 WORLD GPライト級王座に君臨したが、2021年7月の初防衛戦で朝久泰央に判定2-1で敗れ王座を失った。その後は 3連勝で2連続KO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』では白鳥大珠を1R2分42秒、右フックでマットに沈めた。戦績は112勝(25KO)30敗3分。
岩崎は高校時代にK-1甲子園に出場し、プロデビュー後はJ-NETWORKスーパー・ライト級王座とS-BATTLE KICKライト級タイトルを獲得。2013年7月からKrushに参戦すると、東本央貴、佐々木大蔵、安保瑠輝也から勝利を収めた。しばらく試合から離れていたが、2022年4月にPURGE TOKYO所属としてKPKB(九州プロキックボクシング)に参戦し、ダルビッシュ黒木から復活のKO勝利を収めている。戦績は20勝(9KO)4敗2分。
『THE MATCH 2022』での勝利からK-1に凱旋出場となるゴンナパーの対戦相手に大抜擢という形となった岩崎だが、中村拓己K-1プロデューサーは「実力的には勝つ可能性も十分にある」と評した。
その岩崎は「今回凄いチャンスをいただいてめちゃめちゃ燃えています。僕としてはK-1は初めてですが、勢力図を引っ繰り返すために来たので楽しみにしていてください」と宣言。
ゴンナパーは「こうして8月に試合が出来る機会をいただき嬉しく思っています。『THE MATCH』ではあのような勝ち方が出来て嬉しく思っています。チームの仲間、応援してくれるみんなに感謝します。今後も全力で面白い試合をしていきたいと思います」との意気込み。
ゴンナパーが「今回もムエタイの強さを見せたいと思うし、ムエタイナンバーワンを改めて知ってもらいたい。ムエタイの良さを出していきたい」と言えば、岩崎は自分のどこに注目して欲しいかとの質問に「全部。存在ですかね。ずっと試合したくても出来なかったので、いろいろな試合を見ていて俺だったら余裕だろって思っていたので。自分の存在を大いに見せつけてやろうと思います」と豪語する。
「初めて見た時から一番やりたい選手だと思っていました」と岩崎。「話が来た時は率直に嬉しかった。強いし、知名度あるし、試合がマジで楽しみです」と全く臆するところがない。
ゴンナパーは「これまで岩崎の映像は見て、研究してきた。自分は問題ないと思うが、いつものように油断はしてはいけない。相手も勝つために準備をしてくるので、練習をしっかりして油断は禁物です」と、全く油断はしていないという。
岩崎はゴンナパーの試合を見ても「俺なら余裕だろ」と思っていたと言い、「自分は元々凄い自信家なので。あとPURGE TOKYOで矢口トレーナーの下で築いてきたものがあるのでなおさらです。自分らしくやったら勝てる」と言い放つ。
それを聞いたゴンナパーは「自分も大いに自信があります。今回も気合いを入れて試合をして、KO勝ちしたい」と笑みを浮かべ、白鳥戦以上のインパクトを見せるつもりかと聞かれると「はい、待っててください。福岡のファンのみなさんが感動するような試合を絶対にお見せします」と断言した。