2022年7月24日(日)大阪・豊中市の176BOXにて2部構成で行われる『DEEP☆KICK ZERO 03』及び『DEEP☆KICK ZERO 04』のうち第2部『DEEP☆KICK ZERO 04』の対戦カードおよび試合順が決定した。
DEEP☆KICK-63kg第4代王者のKENTA (HAYATO GYM)、DEEP☆KICK-70kg第4代王者の稲井良弥(TARGET)両名へのタイトルマッチ挑戦権をかけた挑戦者決定トーナメントが開催される。
まず『DEEP☆KICK ZERO 04』メインイベントはDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメント準決勝。対戦するのは同級2位の龍威地(NJKF ARENA)vs.5位の進撃の祐基(京都亀岡キックボクシングジム)とDEEP☆KICK上位ランカー同士が激突する。この2名は2020年2月『DEEP☆KICK 42』でも対戦しており、その際は2RTKOで進撃の祐基が勝利している。
龍威地はDEEP☆KICKに加えNJKFウェルター級4位と各団体で上位ランキングに位置しており、前に前にとアグレッシブに打ち合うプロ戦績16戦7勝8敗4KOのベテラン選手だ。昨年開催されたDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメントにも出場しており、準決勝ではCHERRYBOY和也(BKジム)を強烈な左フックで2RKO勝利、決勝に進むがその後トーナメントを制し王座奪還も果たした現王者・稲井良弥に無念の1RTKO負けを喫してしまう。だがチャンス到来、2度目の挑戦者決定トーナメントの出場権を手に入れた。ここでしっかり進撃の祐基へのリベンジと共にトーナメントを制し、稲井に味わわされた屈辱をベルト奪取と共にお返しできるか。
対する進撃の祐基は長身から繰り出す重い攻撃が魅力的な選手で、プロ戦績は7戦5勝2敗と高い勝率を誇る京都亀岡キックボクシングジム期待の選手だ。DEEP☆KICKでは現在2戦1勝1敗、前述した今回の対戦相手である龍威地からTKO勝利を奪うと2020年12月『DEEP☆KICK 49』にてDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定戦に大抜擢、しかし対戦相手の慎太郎(teamBonds)に判定負けを喫してしまう。そこからプロでの試合には出場しておらず、1年半ぶりの試合が再び-70kgのベルトへの挑戦権をかけた戦いとなる。だがブランクなど関係ない、前回同様再びTKOで沈めてやると意気込んでいる。
互いにあと1歩のところで王座挑戦権を逃した過去があり苦い思い出も多いだろう。過去を払拭し次のステップに進めるのは果たしてリベンジを果たす龍威地か、再び進撃の祐基の勝利か。
セミファイナルではDEEP☆KICK-63kg挑戦者決定トーナメント準決勝を開催、ベテランの足利也真登(FightClubRush)と奥山雅仁(OISHI GYM)の対戦が発表された。
足利はNJKF・KNB・DEEP☆KICKなど関西のリングで長らく活躍しており、激闘型ファイターとして勝ち負け関係なく名勝負を数々生み出してきた関西屈指のハードパンチャーだ。2020年11月『KING OF SOUL:vol.2』ではDEEP☆KICKランカーの竹市一樹 (MA二刃会)を相手に2RKO勝利、昨年5月『必勝シリーズvol.3 ZーⅢCarnival』では関西の喧嘩屋、髙橋三兄弟の末弟・髙橋聖人(真門ジム)と対戦するも無念の2RTKO負け、勝ちも負けも派手に突っ走っている。DEEP☆KICKには2017年『DEEP☆KICK 34』4年半ぶりの出場となる。
対する奥山はプロ4戦4勝3KOとデビューから連戦連勝と勢いに乗るOISHI GYM期待の新鋭。3月の『DEEP☆KICK 59』では久保田有哉(TARGET)と対戦、18歳とは思えない落ち着きから強烈な1発を繰り出し見事2RでTKO勝利、その存在感をアピールし今回トーナメント出場をつかみ取った。先日、6月26日『SHOOT BOXING 2022 act.3』では実兄である奥山貴大がSBのベルトを巻いており次は自分の番という意識も強いだろう。無敗のままトーナメントを制し、その先にあるベルトを奪うことが出来るのか。
他には大会理念でもある若手選手育成試合として繁那(AJKN R.S-GYM)vs.相良一志(究道会館)、龍聖(NJKF健心塾)vs.久保田有哉(TARGET)、北珠偉(千空館)vs.東蒼馬(PLACE-K)、長船ライオン(NJKF心将塾)vs.髙木雅己(NJKF誠至会)の4戦が発表。今後の関西キック界を背負っていく選手の台頭が期待される。