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【RIZIN】ONEから強豪・中原由貴が参戦「自分が入ることでもっと活性化する」×迎え撃つ佐々木憂流迦「『THE MATCH』の熱をいま以上に」=7月31日(日)さいたま

2022/06/29 11:06
 2022年7月31日(日)“聖地”さいたまスーパーアリーナで大晦日以来、約8カ月ぶりにRIZINが開催される。  24日には「RIZIN.37」の8カードが発表され、フライ級で所英男が神龍誠と対戦、フェザー級でヴガール・ケラモフvs.白川陸斗、佐々木憂流迦vs.中原由貴、三浦孝太vs.マソーニ、バンタム級で井上直樹vs.瀧澤謙太、元谷友貴vs.太田忍、120kg契約で関根“シュレック”秀樹vs.スダリオ剛、62kg契約で、YUSHI vs.覇留樹が決定している。  そのうち、フェザー級(66kg)でケラモフvs.白川に続き、注目カードが発表された。同級転向3戦目となる佐々木と、ONE ChampionshipからRIZIN初参戦となる中原のマッチアップだ。  佐々木は、2021年9月の「RIZIN.30」で階級をバンタム級からフェザー級に上げて堀江圭功と対戦するも判定負け。2022年2月の「RIZIN TRIGGER 2nd」でクレベル・コイケと対戦し、1Rに右フックでダウンを奪ったものの、2Rにリアネイキドチョークで一本負けで、強豪相手との連戦で2連敗を喫している。 (C)ONE Chanpionship  対するマッハ道場の中原は、MMA15勝5敗。柔道ベースながら打撃も得意とするストライカー。GRACHAN、GLADIATORを経て2015年からPANCRASEに参戦。ユータ&ロックにスプリット判定負けも、以降7連勝を含む9勝2敗でONEに移籍。  2019年2月エミリオ・ウルティア戦の3R TKO勝ちでデビューを果たすと、同年5月にはゲイリー・トノンと対戦し一本負け。その後、コロナ禍で試合から遠ざかったもの、2021年3月に14戦無敗のルスラン・エミベックを1Rに左ストレートからのカウンターの右フックでダウンを奪い、パウンドアウト。さらに4月大会にも連戦し、モンゴルのシネチャツガ・ゼルトセトセグを組みで圧倒も、足関節に反則の顔面蹴り上げを食らい反則勝ち。不完全燃焼に終わっていた。 RIZINのフェザー級ファイターたちが僕の心に火を点けてくれた(中原) (C)ONE Chanpionship  会見でマイクを持った中原は「いろいろあったんですけど、こうしてRIZINの舞台に立つことができて本当に嬉しく思っています。7月31日はYUSHI選手が温めてくれた会場をシラケさせないように、憂流迦選手、頑張りましょう。お願いします」と挨拶。  結果としては2連勝中だったONEからRIZINに参戦することについて、「自分自身、ONEの最後の試合は勝ったと思っていないので、そのタイミングもあり、色々あったのですけど、率直に、RIZINのフェザー級のファイターたちの活躍が僕の心に火を点けてくれたので、この舞台を選びたいなと思い、意思表示をさせていただきました」と、RIZINフェザー級戦線で力を示すべく、参戦を決めた思いを語った。  王者の牛久絢太郎をはじめ、王座挑戦が内定しているクレベル・コイケ、朝倉未来(9月vs.メイウェザー)、斎藤裕、金原正徳、ヴガール・ケラモフ(vs.白川陸斗)、堀江圭功、萩原恭平、弥益“ドミネーター”聡、中村大介(7.10 DEEPでのユータ&ロック)ら群雄割拠の同級には、7月2日の「RIZIN.36」沖縄アリーナ大会でも、カイル・アグォンvs.山本空良、鈴木博昭vs.平本蓮のカードも組まれている。  このフェザー級の面々を中原は、「皆さん素晴らしい選手なので自分が入ることでもっと活性化するだろうなとは思っていますが、自分がどう捉えられているかは分からないので、僕自身頑張りたいと思っています」と存在感を示したいとした。 [nextpage] 本当に強い良い選手、勝つ自信を持って臨む(佐々木)  迎え撃つ佐々木憂流迦は「『THE MATCH』という歴史的な大会が終わって、これから沖縄に向けてファンの人たちが本当に熱くなっているところで、7月末、“聖地”スーパーアリーナで大会が行われるんですけど、その熱をいま以上に温め、中原選手めちゃくちゃ良い選手なので、この試合で7月のさいたま、盛り上げようと思っています、現地観戦でもPPVでもどちらでもライブで見てください。よろしくお願いします」と、“世紀の一戦”で世間を巻き込んだ『THE MATCH』の熱を失わないよう、さらに大きくしたいとした。  すでに中原のONEでの試合を「全部見ました。強いですね、良い選手だと思います」という佐々木は、勝利の自信を問われ、「もちろん、どの相手とやっても勝つ自信、勝つ意気込みを持って挑もうと思っていますけれども、でも本当に良い選手だと思っています」と、過去2戦と並ぶ難敵であることを語っている。  巧みな位置取りからの鋭い手足の打撃に加え、“グラップリング界の智将”ジョン・ダナハーのもとでMMAグラップリングにも磨きをかけてきた中原。ONEでは水抜き無しのフェザー級は70.3kgだが、2018年12月のPANCRASEでの中村晃司戦以来となる66kgで、いかに本領を発揮できるか。  対する佐々木は、2020年の大晦日にバンタム級で瀧澤謙太を判定で下して以降、フェザー級で堀江、クレベルと強豪相手に見せ場を作りながらも結果を残せていない。大きくなった身体で得た打撃の強さと、得意の柔軟な組み技をいかに融合させているかに注目だ。  まずは外敵としてRIZINフェザーのロースター入りを果たした中原が、師匠・桜井“マッハ”速人の流れを汲むRIZINでトップ戦線に名乗りを挙げるか。それとも佐々木が門番として立ちはだかり、フェザー級で覚醒なるか。
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