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【THE MATCH】「歴史を変える」江幡睦が大胆発言「K-1サイドに圧倒的に勝てば次回はないとは言えない」璃明武は「実力だったら自分の方が上」

2022/05/19 15:05
【THE MATCH】「歴史を変える」江幡睦が大胆発言「K-1サイドに圧倒的に勝てば次回はないとは言えない」璃明武は「実力だったら自分の方が上」

老舗キックボクシング団体の新日本キックボクシング協会から参戦する江幡(左)とKrush王者の璃明武

 2022年6月19日(日)に東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』の第三弾対戦カードおよびPPV概要発表記者会見が、5月19日(木)都内にて行われた。

 -55kg契約で江幡睦(伊原道場)vs.璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)が決定。


 新日本キックボクシング協会所属の江幡睦は双子の弟・塁と共に幼い頃から極真空手を学び、中学生でキックボクシングを始めた。2007年9月に兄弟そろって新日本キックボクシング協会でプロデビューすると連戦連勝ですぐに頭角を現し、2010年3月に19歳で日本フライ級王者に、2014年4月にはWKBA世界バンタム級王座も獲得。2019年10月、最大の目標とするラジャダムナンスタジアム王座に4度目の挑戦を行ったが、ドローで王座獲得はならなかった。長年にわたって新日本キックのエースとして活躍し、破壊力抜群のパンチ&ローで国内外の強豪をマットに沈め、ほぼムエタイルールで38勝(27KO)6敗3分の戦績を誇る。2020年9月にはRIZINに初参戦し、RISEバンタム級1位・良星から2度のダウンを奪って勝利。しかし、2021年7月の「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では1回戦で風音に延長戦で敗れ、2022年4月のRISEでは鈴木真彦に判定負け。

 璃明武は空手のバックボーンを持ち、第15回「K-1アマチュア」Aクラス-55kgトーナメントで優勝。2018年4月にプロデビューを果たし、デビューから5連勝を飾ったが、7戦目で元Krushバンタム級王者・佐々木洵樹に判定で敗れ初黒星。2021年2月の再起戦で蒼士に判定勝ちして再起を飾ると、8月から開幕した「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。2022年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝へ進出するも金子晃大に敗れている。戦績は11勝(4KO)2敗。


 会見で江幡は「キックボクサーとしてこの大会をとても楽しみにしていました。こうして戦うことがなかった団体同士が戦う、このことがキックボクシングの発展につながると僕は思っているので今回の大会を楽しみにしていました。前回の会見で(K-1の)中村プロデューサーがこういう大会は今回きりだと言っていましたが、僕、そしてRISE側の選手もそうですが、K-1サイドに圧倒的に勝てば次回はないとは言えないんじゃないかなと思っています。だからこそこの大会が歴史的な大会になると僕はそう感じています。そして僕自身嬉しく、とても感謝していることが、この格闘技業界が、そしてキックボクシング界の歴史が変わる瞬間に立ち会えること、そして歴史が変わる音をいま僕が聞けていることに感謝し、嬉しく思っています。僕はこの大会で歴史を変える戦いをします」と、アツい想いを語った。

 K-1勢にRISEを始めとする他団体が圧勝して、交流戦を続けていきたいとの大胆発言も。それでこそ歴史が変わるとした。


 続けて「璃明武選手を必ず僕が倒して勝ちたいと思います。楽しみにしていてください。璃明武選手はとてもスピードも速くいい選手だと思っています」と、璃明武の印象を話す。

 対する璃明武は「このようなビッグマッチに呼ばれてとても光栄なんですけれど、出場するだけでは意味がないと思うので、しっかりインパクトのある勝ち方をしたいと思います。対戦相手の印象はキャリアがあって攻撃力がある選手かなと思うんですけれど、いま絶対に倒しますと言われましたが必ず自分がKOするので楽しみにしていてください」と、勝ってこそ意味があるとしてKO勝ちを誓った。


 自分が相手より優っているストロングポイントはどこかと聞かれると、江幡は「まずは全てにおいて優っているところを見せつけたいと思っています。経験、そしてパワーもスピードも全てにおいても今回優ろうと思っています。空手がバックボーンだと思うので、僕も空手はバックボーンではあるので懐かしくはありますがなくはない経験なので」と、全てにおいて優るとして璃明武の空手の蹴り技に対しても自信を見せる。

 璃明武は「経験だと江幡選手の方が試合数も多いので上なのかなと思いますが、実力だったら自分の方が上回っていると思うので、どういう局面になるか分かりませんがどの局面でも圧倒して倒せるように試合までしっかり準備したいと思います」と、今の実力は自分の方が上だとした(江幡は31歳、璃明武は21歳)。

 日本キックボクシング界の老舗団体である新日本キックボクシング協会のエースである江幡が、その歴史を背負ってひと泡吹かせるか。それともKrush王者の璃明武がヒジ無しキックボクシングルールでの一日の長を見せつけるか。

 また、江幡の「K-1サイドに圧倒的に勝てば」発言に、同じ会見に出席した野杁正明は「先ほどK-1勢に圧勝できれば、という声があったんですけれど、そう簡単に圧勝できるほどK-1は甘くねえぞってところを見せたいと思います」と反論していた。

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