米国デビュー戦へ向けて渡米したRENA。夢の実現にテンションはMAX
2019年6月14日(金・現地時間/日本時間15日)米国ニューヨーク州マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で開催される『Bellator 222』に、シュートボクシング女子世界フライ級王者RENA(シーザージム※海外では本名の「久保田玲奈」で出場)が初参戦。8日(土)に日本を発ち、現地入りしたRENAを独占キャッチした。
「昨日(日本時間9日)無事にニューヨークに到着しました。初ニューヨークです!」と、長旅の疲れも見せず元気なRENA。「4月に試合をして、そのイメージをキープしたまま練習に取り組んでいたのでコンディションはいいです」と調整も好調のようだ。
4月21日の『RIZIN.15』でサマンサ・ジャン=フランソワと対戦し、判定3-0で競り勝って迎える今回の米国デビュー戦。前回の試合のダメージについて聞くと「どこかしら痛いのもシンドいのも、プロ格闘家ですから頑張ってきた証です」と笑った。
RENAの対戦相手はリンジー・ヴァンザント(アメリカ)。MMA戦績は5勝1敗(アマチュアMMA3勝3敗)の25歳。これまで105ポンド(47.62kg)を主戦場としていた。試合は5分3RのMMAルール(ヒジあり)、112ポンド(50.8kg)契約で行われる。
リンジーについてRENAは「リンジー選手の試合映像は何戦か見ましたが、見た目は可愛いくて華もあるのに凄く気が強いイメージがあります」と評し、「柔術がベースで寝技の極めのスピードも強さもあるのにパンチでのKO率が高いのですが、立っていても寝ていてもとにかく殴りたがるあの気性は私と噛み合うと思います」と、好試合を予感している。
日本人女性プロ格闘家がスポーツの殿堂と呼ばれるMSGで試合をするのは史上初。RENAは「私自身アメリカでの試合が初めてで、それをMSGで挑戦させてもらえることになったのは凄く光栄ですし、何よりワクワクしています。久々に試合を楽しみたいと思っています。これからセントラルパークを走って来ようと思います」と、女性アスリートとしてまた新たな扉を開いた喜びと希望に満ち溢れていた。
なお、同大会には、日本からRIZINバンタム級王者の堀口恭司も参戦する。
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