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【RIZIN】伊澤星花、リング上で見せた涙は喜びの涙ではなく悔し涙だった。その理由

2022/04/17 22:04
【RIZIN】伊澤星花、リング上で見せた涙は喜びの涙ではなく悔し涙だった。その理由

RIZINとDEEP JEWELSのベルトを2本肩から掛けるのが夢だったという伊澤

 2022年4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで開催された『湘南美容クリニック presents RIZIN.35』の第8試合RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)タイトルマッチ5分3Rで、王者・浜崎朱加(AACC)を判定3-0で破り第4代王座に就いた伊澤星花(フリー)が、試合後インタビューに答えた。

 伊澤はDEEP JEWELSストロー級王座と2本のベルトを抱えて現れ、終始ニコニコ笑顔で元気に質問に答えた。

まだまだ弱いのでもっと強くならなきゃなって気持ちが一番大きい


――試合を終えた率直な感想は?

「ずっと言っていた両肩にベルトを持つというのが出来て嬉しいなと思います。めっちゃ重くてビックリしました」

――試合後に流した涙の意味は?

「3R目の途中で自分が下になった時に心が折れかけてしまって。それが悔しくて喋っていたらこみ上げてきました」

――嬉し涙ではなく悔し涙だった?

「そうですね。まだまだ実力不足だと実感しました」


――悔しいのはやろうとしたことが一部出来なかったから?

「自分の中の展開と違った部分、あと心の甘さが出てきたかなと思います」

――その心の甘さとはどういうところ?

「下になった時にすぐ動けばよかったんですが、そこで1回休んで様子を見ようと思っちゃってて、そこから下になって自分が攻められない時間が少し長くなったのでそれが凄い悔しかったです」

――2度目の対決、前回と浜崎選手が違ったところは?

「浜崎さんは前回の試合を受けて研究してきたなと伝わってきて。象徴的だったのは自分が下になった時に、入ってこないで足蹴ってというところがあって。下からの攻撃がほとんど出来なかったところが一番大きかったですね」


――次の目標は?

「リングの上でも言ったんですけれど、女子スーパーアトム級トーナメントをぜひ開催してもらって、そこで優勝してRIZINファンの皆さんに認めてもらいたいと思います」

――ベルトを巻いたのにそれでもGPで優勝したい?

「そうですね。実際自分がRIZINで戦っているのは浜崎選手だけなので、誰には勝てないんじゃないかっていう声もあると思うので、トーナメントで当たった相手全員文句なしで倒して皆さんに認めていただきたいと思います」

――いま一番食べたいスイーツは?

「今はタピオカが飲みたいです。昨日ミルクレープを食べて満足しているのでタピオカをいっぱい飲みたいと思います」


――全てを見せたいと言っていたが、全て出し切れたか。

「自分がやりたいことはやりきった感じですね。あとは途中の甘さがあることはこれからの改善点だなと思います」

――中でもここが一番良かったと思う部分は?

「際でのヒザが凄い使えたかなと思います」

――本当に短いキャリアでここまで到達したが、自分でもこんなに早く到達できると思っていた?

「総合格闘技を始めた時に、本当は弟と一緒に最初に目標を立てて、去年の大晦日RIZINでベルトを獲るのが目標だったんですけれど、ちょっと押してしまってはいるけれどいい調子できているなと思います」


――そのプランでは世界を見据えている?

「そもそも総合格闘技を始めた時に世界のレベルとか世界の団体を知らなかったので、自分の中で1回RIZINがゴールだったので、これから世界をしっかり考えていきたいと思います」

――まだ世界は視野に入っていない?

「やるなら世界一になるという目標があるんですけれど、どういう団体があるとか詳しくないので、しっかりRIZINでベルトを持ってトーナメントも開催されたら守ってチャンピオンになれるように頑張っていきながら、自分の底力を上げて世界と戦えるような力を付けていきたいなって思っています」

――昨日の公開計量に本当は白いビキニで出ようとしていたそうだが、やめたのはなぜ?

「ちょっと恥ずかしかったので(笑)。お客さんがいっぱいいたから恥ずかしくと思って。これから普通の計量の時は頑張ろうかなと思います」


――常に先手を取って攻めていったが、あのペースでやれるなら3Rまであのまま行こうと思っていた?

「そうですね。3Rまで持つと思って最初から飛ばして行かせていただいています」

――常に先手をとれた秘訣は?

「今回自分も打撃に重点を置いてやってきて、打撃でも戦える自信があったので、自分からどんどん攻めていくことが出来たのだと思います」

――ずっと日本の女子MMAのトップをはってきた選手に2連勝してベルトを巻いた気持ちは?

「浜崎さんに勝ってベルトを獲れたのは嬉しいですが、自分自身まだまだ弱いのでもっと強くならなきゃなって気持ちが一番大きいです」


――下になって腕を取られそうになり、あそこから脱出できたことよりも下になった時間が長くなってしまったのが悔しい?

「そうですね。もっと早く展開できたらもっと自分が攻めているシーンを見せられたのかなと思うので、悔しさの方が大きいです」


――インヴィクタの王者(アトム級王者ジェシカ・デルボニ)との対戦に興味はある?

「インヴィクタの選手とやるかというのは、今やってるRIZINで組まれればぜひやらせていただきたいと思っています。誰でもいいので次組まれた試合で私の最高のパフォーマンスを見せたいと思っています」

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