右ストレートに必殺の威力を持つ憂也だが、今回は新たに一発で倒れる技を練習してきたという(C)RIZIN FF
2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)『RIZIN.34」に出場する全選手の個別インタビューが、18日(金)にオンラインで行われた。
第6試合のRIZINキックボクシングルール70.0kg契約3分3Rで、NJKFウェルター級王者・洋輔YAMATO(大和ジム)と対戦する憂也(魁塾)がインタビューに答えた。
憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには2度出場して、全て1RでKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川からダウンを奪って延長戦で勝利を奪う番狂わせを起こした。しかし、2021年2月のRISEでは“ブラックパンサー”ベイノアに延長戦の末に判定で惜敗。7月の『NO KICK NO LIFE』では緑川と再戦してドロー、11月のRISEでねぎ魔神に圧勝するもKOは逃した。戦績は26勝(12KO)13敗3分。
「しっかり仕上げてきたので、当日僕も楽しみにしています」と憂也。コンディションは「むちゃくちゃ順調です」と言い、「地元で開催されて出場させてもらっているので、たくさん応援来てくれるのでモチベーションにもなるし、しっかりいいところを見せられたらと思います」とやる気十分。
今回は同門の政所仁も一緒に出場するため「仁が先に試合なのでちょっとそわそわすると思いますが、しっかり2人で勝っていい試合にしたいですね。(政所が先の出番で)そこはしっかり勝ってくれると思います」と、魁塾で連勝を飾りたいとの目標を掲げる。RIZINとの相性がいいのではと言われると「それは分からないですけれど」と答えたが、大舞台だと張り切り方が違うのではと問われると「それはあります」と笑った。
対戦する洋輔の印象は「顔がいかついという印象と、気持ちも強いのかなって印象です。いくつが試合を見させてもらいましたが、相手によって戦い方が変わっていたので当日僕に対してどういう対策をしてくれているのか、それに合わせて倒しに行けたらって感じです」と、相手の出方を見て倒し方を決めるというが、RIZINでは「2連勝していて2連続1RでKOしているので、今回も1Rからどんどん行って3連続目指したい」と3連続での紹介KOを目指したいとした。
得意技は「何でも出来ると思いますが一番は右ストレート」、今後の目標を聞かれると「70kgの日本のトップ選手に勝っていって、この階級は世界の層が厚いのでその人たちと戦っていきたいです。(6月の那須川天心vs武尊が行われるメガイベントに興味は)めちゃあります。交わっていないK-1選手とやってみたいですね」とまずは国内でトップに立ちたいという。
前回、ねぎ魔神を倒し損ねたことには「倒したかったんですが倒しきれずで。でも、アピールは出来たかなと思います」とし、「まだ倒す能力が少なかったのかなって。今回はけっこう技の練習をしたのでそれが出せれば。必殺技と言うか、一発で倒れる技を何個から練習してきたので」と右ストレート以外にも倒せる技を磨いてきたという。
同門の先輩である長島☆自演乙☆雄一郎の“自演砲”のようなものかと聞かれると「長島さんが使っていた技もけっこう使ったりするので今回出ると思います」と、長島から譲り受けた技もその中に入っていると明かす。
倒して勝つ、というこだわり。「それはありますね。日本人では重い階級なので、倒して勝ちたい。ずるずる判定までいったら面白くない。もちろん3連続KOを狙います」と宣言した。