榊原CEOが「RIZINフェザー級の未来を担う2人だと思う」と期待をかける鈴木千裕(左)と平本蓮が明日のメインで激突
2022年3月6日(日)都内某所で開催される『RIZIN LANDMARK vol.2』の公開前日計量が、5日(土)都内にて15:00より行われた。計量は全選手がパスし、あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。
計量後、榊原信行RIZIN CEOは「凄く集中して、全選手がこの日にしっかり合わせて心身共に磨いてきたんだなって感じはしましたね。LANDMARKという大会はまだ2回目ですが、前回は朝倉未来が出ていたからじゃないのっていうような、その部分は確かにあると思うんですよね。未来人気っていうこともあってU-NEXTのサーバがダウンしたみたいなこともあったりしましたけれど、これが選手とかファンにとっても特別なイベントになるというか、このコロナ禍の中で野心的なチャレンジではあるんですよ。これが新しい格闘技界のひとつのスタイルとして他の団体に浸透していくかどうかの真価が問われるというか、今後未来を占う上ではこの2度目のイベントが大切だし、そういう意味では10人の選手たちのここまでの準備具合はプロモーターとしても凄く満足が行く、何か明日やってくれそうだっていう。特にメインの若い2人が次世代をフェザー級の中で、そしてRIZINという戦いの舞台の中で示してくれるんじゃないかなって期待をひしひしと感じますね」と、選手たちの気合いの入った表情に満足そうな笑みを浮かべた。
そのメインイベントで対戦する平本蓮(ルーファスポーツ)と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に、榊原CEOは大きな期待をかける。
「フェザー級戦線の中で存在感を示すというか。実力・知名度を含めたフェザー級の選手たちは上にかなりいますから。そういう中で言うとまだニューカマー同士ではあるけれども、プロとしての面構えとか雰囲気とか持っているもの、それと発信力。プロとしての能力は凄く高い二人だと思うんですよ。だからそういうことと合わせて実力とか試合を通じて何が届けられるかっていう真価が問われる。その結果によっては飛び級して一気にフェザーの上位陣と絡んでいくことにファンの期待感も生まれるかもしれない」と、勝ち方によってはファンの後押しを受けられるかもしれないとする。
「(朝倉)未来も蓮に絡んでいるけれど、朝倉未来vs平本蓮という試合も平本からするとこの試合の勝ちっぷりによっては一気に近づく可能性もあると思うんですよね。それをそうさせまいとする、鈴木千裕の方がひょっとすると総合としての実績はあるのかなという気もするし、平本蓮を喰って一気に鈴木千裕という存在感をRIZINの中で見せつけられれば上位陣と絡んでもきっと面白いマッチアップになるのかなって気はしますね。プロとしての魅力は両選手ふんだんに持っているので、RIZINフェザー級の未来を担う2人だと思います」と、勝った方が朝倉未来らフェザー級上位陣と絡んでいくチャンスを得るのではないかとした。
朝倉未来vs平本蓮ならば、第1回の朝倉未来vs萩原京平のような大きな話題となるカードになるだろう。榊原CEOも「想像するだけでワクワクしますね(笑)。今日のフェイスオフみたいなものをあの2人がやったらどうなるんだ、とね」とキラーカードになるとしつつ、「そういう前向きな形での興味は尽きないんだけれども、明日の試合は気を吐くような、2022年のRIZINの未来は明るいなって思わせる予感をさせるような大会になってくれることを期待しています。選手たちはやってくれそうな気がします」と、まずは明日の大会を見てもらいたいと語った。