MMA
インタビュー

【RIZIN】平本連とメインで対戦する鈴木千裕「いつも通りにブレないで1R KOで行く」、平本の接近戦にも「関係ない。顔を殴るだけ」

2022/03/04 15:03
 2022年3月6日(日)都内某所で開催される『RIZIN LANDMARK vol.2』のメインイベントで、平本蓮(ルーファスポーツ)とフェザー級(66.0kg)5分3Rで対戦するKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が4日(金)、個別インタビューに応じた。 「心境はいつも通りですね。やることはちゃんとやってきたので試合で全部出すって感じですね」と、平常心の鈴木。メインイベントになったことにも「特に変わらないです。メインだからと言って気を張っているわけでもなく、自分のやることは試合をして勝つことだけなので」とやることは変わらないと話す。  同門の先輩である渡慶次幸平が2月23日に静岡・エコパアリーナにて開催された『RIZIN TRIGGER 2nd』で、ハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー)に2R3分31秒、右フックでKO勝ち。「3月のLANDMARKに後輩の鈴木千裕がメインに出ます。ぜひPPV買ってください」とエールを送ったことについて、「(影響は)もうめちゃくちゃありますよ。KOでつなげてくれたので自分もつなげたい。渡慶次さんと2人での今年の目標があるんですよ。それを叶えるためにも(勝利のバトンを)つなげたい」と、かなり刺激をもらった様子。  改めて平本の印象を聞かれると「みんなが言う通り打撃が凄く上手いと思うのでその印象があります」とし、「お互い思い切り殴り合うんじゃないですかね。そんな感じがします」と殴り合いになる試合展開を予想した。  とはいえ、MMAファイターとして進化を遂げている平本が打撃ではなくテイクダウン&グラウンドで来る可能性もある。しかし鈴木は「総合格闘技なので倒されたら倒されたで考えればいい。そこも想定済みです」と、どちらの展開になっても戦えるとした。  練習環境は「今回(前回とは)多少は変わっているんですけれど、基本は変わらない。出稽古は増えないでむしろ減りました。対戦相手に合った練習をしようと思うので、今回これが必要なのでここへ行くという風に場所を選んでいます」と、対戦相手によって出稽古先を変えているとする。  レスリングの強化に関しては「これと言ってやったというわけではなく、総合格闘技なので勝手に組んで練習していたって感じです」と言い、「当日いいコンディションで迎えられれば何をされても返せる」と自信を見せた。  平本が近距離での打撃を得意にしていることには「近かろうが遠かろうが変わんないすよ。近かろうが遠かろうが顔を殴るだけですから。相手が近くてもちょっと引いてポンッとやればいいだけだし、押して距離をとればいいだけ」と、接近戦を仕掛けて来ても関係ないという。  これまでもキックボクシングでテクニシャンタイプの選手をパワーで撃破してきたが、得意なのではないかと聞かれると「考えたことないっすね。やることは変わらないので、パンチを顔に打つだけでなのでやること一緒です」と、これもシンプルな考えを口にした。 「みんな攻める鈴木千裕が見たいと思うので、後退しないでどんどん攻めます」と言い、それで秒殺KO負けを喫した昇侍戦のトラウマはないかと聞かれると「ないっすよ。バネにしています」と何も恐れることはない。  対戦相手が人気も知名度もある平本ということで、勝てば大きなステップアップとなるが、「いい子ぶるなよと思われるかもしれませんが、自分は有名になるためにやっていないので。強い人に勝ってどこまで自分が行けるかを知りたいだけなんです。勝てば見る世界も変わって来ると思いますが、目的は強くなって強い人に勝つことなので、そうところには目を置いてないんです」と、自分がどこまで強くなれるかにしか興味がないと答えた。  そして、「キックボクシングはKOしか選択肢がないんですが、総合格闘技はいっぱい選択肢があるんですけれど…いつも通りにブレないで1R KOで行きます」と、今回も1RでのKOを狙うと宣言した。
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