【K-1】逆転KO勝ちの芦澤竜誠、世界の強豪との対戦を熱望「マジで強いヤツを金をかけてでも連れてこいって話です」

　2022年2月27日(日)東京体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント～』の一夜明け会見が、28日（月）都内にて行われた。 　第14試合のスーパーファイトK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に2R1分58秒、KO勝ちした芦澤竜誠(DRAGON FISH)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「言った通り以上の結果になって本当に嬉しいって思ってますね。ドデカイ花火、K-1にあげてやりましたね」 　先制のダウンを奪われてから3度倒す逆転KO劇にご機嫌の芦澤は「自分でもビックリするぐらいの反響でしたね。でもそれって、全部俺が巻き込んでやったことなんです。俺の思い通りになった。今回、ABEMAの喧嘩旅（芦澤の冠番組）のこともあって格闘技を見たことがないファンがABEMAで格闘技を見たりとか、芦澤竜誠に興味を持って格闘技を見てくれる人がいると思ってたから入場曲もぶちかましたし、トランクスも面白いの履いたし。普通の格闘家を見せたらみんな興味持たなくなるけれど、絶対俺がぶちかましてやるって思ってたし、全部思った以上のリターンが帰って来てるっすね」と、全てが思い通りにいったという。 　選手としての成長を感じた一戦になったかと聞かれると、「まだまだですよ。まだまだ出来てないですね。まだまだ出来ないですけれど普通に全体的にレベルは上がっているし、やることやってるので。まだまだ出来る。だから今回の試合は普通に負ける覚悟もあったんですよ。もちろん勝つ覚悟でやったけれど、ワンチャン一発もらったらやられるなって。でも、もしやられても俺は今上に昇っている最中だからしょうがないなって普通に思えて。だから思い切り行ったっていうところもありますね」と、成長途中だから負けることもあると思って臨んだとした。 　逆転KOが出来た要因については「歌（自身が歌う入場曲）でも言ったんですけれど、絶対に自分自身を裏切らない。俺がやってきた練習、1分1秒の努力は絶対裏切らないって。俺、毎日1時間しか練習してないですけれど、その中で俺は24時間格闘技のことを考えているぐらい、体を休めている。そういうものを全部裏切らないためにここで巻き返すって。だから俺は最後まで絶対に諦めない、自分を絶対に信じるって心の中で誓っていたので、ダウン取られても全然効いてないし、今から巻き返すっていう気でずっといましたね」と、自分を信じたからだと話した。 　では、練習の成果を存分に発揮できたということかと問われると「矢口（哲雄）トレーナーにも言ったんですけれど、いま練習できている以上のことが出来ますって。結果そうなったっすね。ボディ打ちとかも10発打った5発ぐらいしかクリーンヒットできないぐらいの感じなんですけれど、（試合では）1発でクリーンヒットしたので良かったですね。本番に強いんですよ、俺。研ぎ澄ましていくので」と、練習以上の力を発揮できたとする。 　今後に関しては「普通に、確実に1勝1勝していくっす。俺は下の人間とやるつもりないし、上の人間とやっていくので、どんどん階段を登っていくので、その先には何があるか知らないですけれど、とりあえず登っていくっす、ずっと。だから確実に1勝1勝していくっすね。でもその1勝をするためだけの練習はしないです。その上を見ているので。今回の1勝もそうですよ。この1勝をするためだけに俺はやってないですね。もっと上を見ています」と、上を見つめながら一戦ずつ勝利をあげていくことだとした。 　その最終目標は何なのか。芦澤は「いくらでも言えるんですけれど、自分でも考えればいくらでもあるんですけど思いたくないんですよ。今を頑張っていれば自分が考えていた予想以上の結果が出るっていうのが分かったので。だから考えなくても、俺は今を頑張り続けようと思っていますね」と、あえて考えずに今を頑張るだけと答えた。 　さらには「俺がK-1の上の人に言って、世界の強いヤツを呼んでもらいますよ。メディアにもみんなにも騒いでもらって、マジで強いヤツを金をかけてでも連れてこいって話です。俺はそうやるっす」と、世界の強豪を俺の前に連れてこいと豪語した。