【K-1】激戦のトーナメントを制して新王者となった金子晃大「全然痛くなかった」「記憶に残るような試合が出来る王者に」

　2022年2月27日(日)東京体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント～』の一夜明け会見が、28日（月）都内にて行われた。 　今大会で行われた「第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で、3試合を勝ち抜き第3代王座に就いた金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が出席。前夜の試合を振り返った。 「日本人が結構強い4人が揃っていたトーナメントだったんですけれど、自分を信じてくれた人や期待してくれた人のためにしっかり優勝できてよかったと思っています」 　昨夜は「帰ってすぐ寝ちゃいましたね」という金子。試合が終わって今やりたいことはあるかと聞かれると「特にないっす」と笑う。今朝起きた時、枕元に置いてあったベルトを見ては「すぐに寝ちゃったので。起きて、獲ったわ、みたいな」感じだったという。 　3試合を通して「とりあえず1、2試合目はしっかりKOで勝てたのはよかったと思います」と言い、身体のダメージは「昨日の試合が終わったあとはそんなに痛くなくて、アドレナリンが切れたら痛いってみんなが言うので痛いのかなと思っていたんですけれど、起きたら全然痛くなかったすね。今からでも練習がしたいくらいっす」と頑丈さぶりを発揮。 　事前に今回のテーマとして「『見えるんだけど、見えないもの』ってことですかね」と答えていた金子。それはどういう意味だったのかと聞かれると「イメージとしては自分としっかり向き合う強さだったり、そういうものが見えるのか見えないのか、と思っていました」と説明した。 　2年前に初黒星を喫して以来、自分はどう変わったかという部分については「技術面だったり、パワーだったりは分かりやすく見えているんですけれど、トーナメントって決勝で疲労だったりダメージだったりがあって、その中でもどんな状況であっても気合いでやりにくって強さはあったかなと思います」と感じている。 　これからどんな王者になっていきたいか。金子は「しっかりKOで倒して。見ている人が例えば激闘じゃなくても1試合1試合記憶に残るような試合が出来る王者になっていきたいです」と答えた。 　次戦については「6月くらいにあればいいかな」とし、「ゆくゆくは階級を上げて（複数階級）制覇したいとは思いますけれど、まずは一個一個目の前のことかなと思うので、そこはまだ考えてないです」と目の前の試合に集中していきたいとする。 　その6月とは武尊vs那須川天心が行われるメガイベントのことなのかと問われると「K-1が一番盛り上がる試合がしたいので、K-1を優先したいですけれど、もしオファーが来るなら僕は別に全然出たいと思いますね」とこだわりはなさそうだった。 　また、趣味を聞かれると「マンガを読むこと」と答え、好きなマンガは「闇金ウシジマくん」だと言って笑いを誘った。