【Krush】松谷綺、今春高校卒業で大学生へ「本当は高校生の内に獲りたかったんですが、10代の内にベルトを獲れたら」

　2022年2月20日(日)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.134』の一夜明け会見が、21日（月）都内にて行われた。 　第8試合のKrush女子アトム級3分3R延長1Rで、豊嶋里美（TEAM OJ）を判定3-0（30-28×2、30-27）で破り、Krushで2勝目をあげ戦績を4勝2分無敗とした松谷綺（ALONZA ABLAZE）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「インパクト残せなくて、悔しい気持ちが残った試合になってしまいました」 　自分の試合を映像で振り返り、「豊嶋選手が距離を詰めると言っていて、それをさせないつもりだったんですが思った以上の圧力があって力もあって。それに飲まれたのが悪い点。最初は焦ったんですがそこから絶対に負けちゃダメだって気持ちでいけたのと、練習していたミドルキック、三日月蹴りでお腹が効いていると思った時があったのでそれは良かったと思っています」と良かった点と悪かった点をあげる。 　これで2021年8月の初参戦に続いての連勝となったが、「連勝できたのは嬉しいですけれど、前回よりもレベルが下がっちゃったような気も自分の中でしているのでちょっと悔しいです」と喜びは少なめ。 　第9試合では同じ女子アトム級のタイトルマッチが行われ、「自分の試合のすぐ後だったのでしっかり見れてないですけれど、プレッシャーもある中で勝てるのは凄いし、タイトルに絡んだ試合を自分もしたいと思いました」とタイトル挑戦への意欲を募らせたようだ。 　今後の目標には「とりあえず今回ダメだったところを練習して、次に早くベルトを懸けた試合をしたいと思っています」と、早くタイトルマッチまでたどり着きたいと話した。 　今春には高校を卒業し、特技推薦で大学に進学することが決まっており「高校の時よりも大変になると思いますが、今まで通り学校が終わって練習してという感じになるので、しっかり両立させてどっちも同じようにして頑張りたいです」と文武両道に意欲。 　当初は高校生の内にチャンピオンになることを目標に掲げていたが、「本当は獲りたかったんですが、期間的に無理なので大学生…10代の内にベルトを獲れたらと思っています」と、10代の内にベルトを巻くことを新たな目標とする。 　松谷は身長152cm。160cmの豊嶋とはやはり体格差が目立ち、女子アトム級の中でも小柄なため厳しい戦いが続くが、「試合が終わって（ジム代表の卜部）功也さんにも言われたんですが、パワーで負けている部分があって。でもアトム級でやっていくには自分がパワーを付けていくしかないので、練習でも押し負けないようにするとか、もっと変えていきます。力を入れていきたいと思います」とパワーアップして対抗するつもりだ。 　最後には「つまらない試合をしたと思いますが、次はレベルをもっと上げて会場全体が盛り上がる試合をしたいと思います」と、次にまた期待して欲しいと語った。