2022年2月27日(日)東京体育館で開催される2022年の第一弾大会『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の対戦カード発表記者会見が、12月21日(火)都内にて行われた。
今大会では「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」が行われることが決定。赤コーナーに陣取る日本人4選手のみ発表され、青コーナーは外国人選手を予定。「外国人選手は候補選手をピックアップして、秋口から来日のために必要な手続きを進めています。国によって状況が変わるので、決定次第発表します」と中村拓己K-1プロデューサー。新型コロナウイルスの影響による入国制限次第だとした。
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は「3試合あるので3試合いい試合を見せられたらいいかなというのと、負けている玖村選手がいるので決勝でリベンジして優勝できれば一番いいかなと思っている」と、唯一の黒星を付けられた玖村へのリベンジも誓う。
璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)は「この間Krushで王者になって、次はK-1の世界王者を狙っていたんですが早い段階でチャンスが来たので、しっかりここで3試合勝って王者になりたいと思います」と、Krush王座を獲った勢いのままK-1王座にも昇りつめると宣言。
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)は「優勝するのはもちろんですが、木村“フィリップ”ミノル選手のファイナルがあって新生K-1で作ってきたファイターたちがどんどんいなくなって来て、これからK-1はネクストジェネレーションになっていくと思う。これから先を引っ張って行けるのは僕しかいないと思うので僕が王者になります。圧倒的に優勝して時代を作ります」と、自分がK-1の新たな時代の覇者になると言い放つ。
佐々木洵樹(POWER OF DREAM)は「前回の試合から辞める辞めないでかなり悩んだんですが、離れている間になぜ格闘技を始めたのか自分に問いかけて、卒業文章とかを見たら全部にK-1王者になるって書いてあって。こんなに思い入れがあるんだって。その時に話をしていただいたので、やり残したことがあるので練習もしっかり積んでやることをやるだけです」と、K-1王者になるまでは辞められないと引退を撤回したと話した。
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<質疑応答>
――ベルトへの想いは?
金子「ベルトというのはひとつの形ではありますが、僕はベルトよりもこのトーナメントしっかり勝ちたい方が強いです」
璃明武「ベルトに対する想いというか、K-1の王者は格闘技を始めた時から目標にしていたので、自分がこの階級で一番強いことを証明したい。優勝すれば付いてくるものだと思います」
玖村「武居選手に負けているんですが、直接やり返すことは今は出来ないので、次のトーナメントで武居選手よりも強いことを証明するだけです。他にベルトが似合う選手がいないと思うので僕が獲ります」
佐々木「自分にとって凄く思い入れがあるし、獲りたい気持ちが強い。元ジムメイトの由樹君が巻いていたベルトで、由樹君は年下ですが人間として尊敬しているので、そのベルトをPODに持って帰るって気持ちはもちろんあります」
――金子選手はどんな勝ち方を見せたい?
「1回負けて復帰戦で強くなったという意味でも、全部KOで勝たないといけないと思っているし、今回もみんなの記憶に残るような勝ち方で優勝したいと思います」
――璃明武選手はKrush王者になって次の試合がいきなりこのトーナメントになりましたが、どんな勝ち方を見せたい?
「Krushだと自分のレベルの相手がいないと思うので、次やるならこの3人だと思っていたので自分的には早いとは思ってないです。自分の実力をしっかり見せたいと思います」
――玖村選手はこの階級でどんな立ち位置だと思っている?
「今は形としては王者ではないと思いますが、この階級で一番強いことは自分の中で分かっているのでそれを証明するだけです」
――佐々木選手はベルトをPODに持ち帰ると言ったが、周りからかかる期待は?
「もちろんPODで由樹君が活躍してきて、同じベルトを目指すのもありますが、そこは特にあまり意識してないです。やることをやるだけです」
――K-1王者になるうえで、この選手を倒しておきたい、この選手に勝たないと王者としての証明にならないという相手は?
金子「今ここに揃っている日本人はそこまで差がないと思っている。でも1回負けている玖村選手をKOで倒せれば、分かりやすく強くなったと思われると思っていますね」
璃明武「実力も実績も揃っている4人なので、このメンバーの中で優勝すれば文句ないと思うので、誰とやりたいとかはないですね」
玖村「マジで誰でもいいです。逆に自分とやりたい選手は上がってきて欲しいですね」
佐々木「一人一人自分と戦っているイメージが全く違うイメージが頭の中であるので、もちろん全員倒さないとダメですけれど、2回戦が玖村選手なので。玖村選手からするとあまり眼中にないのかなと思われているようなので台風の目になって噛みついてやろうかなと思っています」
――金子選手がずっとリベンジしたいと言っていますが、玖村選手はどう思う?
「今まで僕に負けてきた選手の一人でしかないですね」