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【DEEP】“コスプレ柔術家”村上彩、“鉄人”玉田育子に「胸を借りるつもり」も「最後は寝技でフィニッシュしたい」

2021/10/17 02:10
 2021年10月17日(日)東京・新宿FACE『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』(夜の部)の公開計量が、16日(土)都内にて13:30より行われた。  DEEP JEWELSミクロ級5分2Rで対戦する、玉田育子(AACC)は44.00kg、村上彩(フリー)は44.50kgで計量をパス。  村上は全日本柔術選手権2018茶帯ルースター級優勝&柔術アジア選手権2018茶帯ライトフェザー級優勝の実績を持ち、現在は黒帯(女子最速記録)。元キャバ嬢であることを隠さず、プログラマーとして働き、YouTuberでもあり、休日はコスプレイヤー(試合入場時にもコスプレを披露)としてイベントに参加するなど様々な顔を持つ。  2020年2月のアマチュアDEEP JEWELSで初MMAに挑み勝利したが、7月大会のオープニングファイトでは竹田有里に判定負け。しかし、その試合内容が評価され、10月に出場選手の欠場を受けて急遽本戦に抜擢。須田萌里と対戦し、女子では珍しい足関節技の攻防を繰り広げるなどスピーディーな試合展開で話題を呼んだ。2021年は「アトム級GP 2021」出場にも抜擢されたが1回戦は不戦勝、準決勝は自身の病気で棄権と一戦も行わず終えることに。9月の復帰戦では国内最小最軽量の女子MMAファイターちびさいKYOKAから腕十字で勝利している。 (写真)予定よりも重かったのか、計量結果に首を傾げた村上 今回がプロ3戦目となる村上だが、早くも強敵が用意された。対戦相手の玉田はグラップリングからスタートし、2005年7月に修斗でプロデビューした大ベテランで“ジョシカクの鉄人”と呼ばれる。デビュー戦以降は4敗2分と勝ち星に恵まれなかったが、8戦目から突如覚醒。連勝を重ねて当時のトップ選手たちを破り、2010年6月にトーナメントを制してVALKYRIE女子フライ級王座に就いた。 (写真)人は彼女を“鉄人”と呼ぶ。女子MMAのレジェンド玉田 2015年9月の『VTJ』での浅倉カンナ戦以来、試合から遠ざかっていたが2019年3月のDEEP JEWELS後楽園ホール大会で3年半ぶりに復帰。マドレーヌに判定勝ちを収め、10月もKOTORIに判定勝ちと連勝。しかし、2020年2月には古瀬美月に敗れた。今回はそれ以来の試合。MMA戦績は17勝11敗3分。  村上はその小柄ながら屈強な肉体を黒のセクシーな水着で包み計量をパス。レジェンド的存在の玉田を前にして「胸を借りるつもりで戦わせていただきます。MMAでは大先輩ですが、こちらも柔術で培ってきた技術で頑張りたいです」と意気込む。  計量で実際に見た印象は「写真で見させてもらった感じとほぼ同じですね。身長は余り変わらないか私の方が低いくらいですが、体がキレキレなのでスピーディーな展開になるかもしれないです」と、スピード勝負になるかもしれないとの予感。  玉田は藤井恵や浜崎朱加と長年練習してきたグラップリングはもちろん、ボクシングにも力を入れておりオールラウンダー。その相手に対して村上は「毎回言っているのですが、練習している打撃も見せたいと思います。最後は得意の寝技でフィニッシュ出来たらと思います」と、そろそろ打撃練習の成果を見せたいとし、最後は寝技で決めたいとした。  また、前回好評だったコスプレでの入場は「はい! 今回もするつもりです。お楽しみにしておいてください」と予告している。  一方の玉田は「ミクロ級トーナメントで負けて1年8カ月ぶりの試合ですが、柔術黒帯にしっかり勝って1勝したいと思います」と、まだまだ若手には負けないとコメントしている。なお、同大会はPPVにてライブ配信される。
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