1Rからアグレッシブな打ち合いとなったが、2R始まってすぐ左フックで麻火を仕留めた大谷 撮影/安村発
2021年9月25日(土)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT 2021 vol.4』の一夜明け会見が、26日（日）に行われた。
第4試合のKNOCK OUT-BLACKライト級3分3R延長1Rで、元TENKAICHI Gライト級王者・麻火佑太郎（PHOENIX）を2R21秒、左フックでKOしたINNOVATIONライト級王者・大谷翔司（スクランブル渋谷）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は再起戦で麻火選手という素晴らしい選手と試合をして、プレッシャーもありましたが、ここを乗り越えてホッとしています。第3試合の般若選手とApollo選手の試合がとてもいい試合で会場が温まって、そこで僕がKO勝ちできてこのライト級で1つの流れを作れたのでとても良かったと思います」と、会場を盛り上げられたことには満足そう。
対戦した麻火については「想定したことと特に違ったことはなかったのですが、最初に乗せると厄介な選手なので、そこはやらせないで自分から攻めることを意識していました」と、相手のペースにさせないことを意識していたという。
1Rには麻火の左ストレートをまともにもらうシーンもあったが、「効いたパンチは1つもなかったのですが、映像を見返すと細かいパンチをもらっていたのでそこが今後の課題になると思いました」とダメージはなかったとする。
「1R目は相手にペースを掴ませないようにして、2、3Rにどんどんプレッシャーをかけて倒し切ることが作戦だったので、それはできたと思います」と作戦通りだったとした。
勝利後はKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹への再挑戦をアピールしたが「すぐにやれるとは思っていませんが、『KNOCK OUT』のベルトは欲しい。彼に勝って早くベルトが欲しいです」と言い、「何人か思い浮かぶ選手はいますが、用意された選手をぶっ倒して自分の評価、能力を上げてチャンピオンに挑みたいと思います」と実績を重ねて再挑戦に結び付けたいと話した。
そして「今回いい勝ち方ができて本当に嬉しいのですが、ここで慢心することなく、どんどん実力を受けていって栄光を掴めるように頑張りたいと思います」と勝って兜の緒を締めた。
