ついにRIZIN初参戦が決定したぱんちゃん。KNOCK OUTのベルトを持って登場した
2021年9月19日（日）さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.30』の追加対戦カード発表記者会見が8月11日（水）、13時から行われ会見の模様は公式YouTubeでLIVE配信された。
RIZIN初の女子キックボクシングの試合として、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈（STRUGGLE）vs元ミネルヴァ・アトム級王者で現RISE QUEENアトム級3位・百花（魁塾）が決定。46.5kg契約3分3R。
ぱんちゃんは2018年KAMINARIMON全日本大会47kg級優勝、Girls Bloom Cup 50kg級優勝などアマチュアで経験を積み、2019年2月にプロデビュー。パク・シウ、ペットチョンプーらを相手に無敗の快進撃を続け、2020年8月にシュートボクシングのトップ選手であるMISAKIを破ってREBELS-BLACK女子46kg級初代王座（REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者）に就いた。2021年5月、二冠王のMIREYを右ストレート一発でマットに沈めると、この試合がバラエティー番組『ノブナカなんなん』で地上波放映され反響を呼ぶ。7月には最強の敵と目されたミネルヴァ・ライトフライ級王者sasoriをも退け、デビュー以来無敗の11連勝（2KO）をマーク。
『ゴング格闘技』の対談で知り合った朝倉海とYouTubeのコラボで榊原信行RIZIN CEOにRIZIN出場を直訴しに行ったことがあり、昨年大晦日出場の可能性もあったが拳を怪我し、今回満を持してのRIZIN初登場となる。
百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEでは那須川天心の妹・那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。2020年11月の『QUEEN of QUEENS 2020』ではベスト4に進出。今年1月、erikaに敗れミネルヴァ・アトム級王座を失った。7月には小林愛理奈と激しい打ち合いを繰り広げたが、ダウンを奪われ判定で敗れている。関西女子キック界のベテランファイターだ。戦績は20勝（1KO）17敗3分。
ぱんちゃんはKNOCK OUT、百花はRISEを主戦場としているだけに、通常では見られない好カードが実現。両者とも気が強く、前に出るタイプだけに気持ちのぶつかり合いとなりそうだ。普段はつかみからの攻撃無制限のルールで戦っているぱんちゃんが、ワンキャッチワンアタック（1回のつかみで1回の攻撃が有効）ルールでどう戦うかもポイント。
（写真）朝倉海とゴング格闘技の表紙を飾ったこともあるぱんちゃん
会見に出席したぱんちゃんは「今回本当にいろいろなメディアで取り上げてくださったおかげで、いろいろな方が応援してくださったおかげでこのようなRIZINという大きな舞台に立てて夢のようです。感謝しきれないくらい、ひとつの夢がかなったと思っています。女子キックボクシングは今までRIZINになかったので、インパクトのある試合はもちろんなんですけれど、その先駆者として選んでいただけたのことなので、当日は自分だけが輝きます。女子キックはいらないっていう方も多いと思いますが、そういう方にもぜひ一度見てもらえるように、見てもらえたら勝ちだなと思っているので、当日いろいろな人に見てもらえるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」との決意を話す。
百花は「このような大きな舞台に出場させていただきRIZIN関係者の皆様、ありがとうございます。初めて出場させていただくのでインパクトのある試合をして少しでも多くの方に名前を覚えていただき、女子キックボクシングの楽しさや魅力をお伝えできるように頑張ります」と、同じくインパクトのある試合をすると誓った。
