【RISE】“噂の滉大”がついに全国区デビュー、那須川天心に代わって「僕がRISEを引っ張っていける存在になっていければ」

　2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』で開幕する「DEAD OR ALIVE -53kg トーナメント」。その一回戦でISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗（BeWELLキックボクシングジム）と対戦するHOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者＆第2代DEEP☆KICK 53kg王者・滉大（及川道場）の公開練習が7月3日（月）大阪の所属ジムにて行われた。 　滉大は関西で活躍するファイターで2017年4月に現在K-1で活躍する玖村将史、7月に現在RISEで活躍する政所仁、12月にKNOCK OUTで活躍したタネヨシホを連続撃破してDEEP☆KICK 53kg王者となった。さらに、2019年5月のホーストカップではJ-NETWORK＆WMC日本スーパーフライ級王者で大崎一貴の弟・孔稀から延長戦で勝利を収め、HOOST CUP日本スーパーフライ王座に就いた。戦績は15戦無敗を誇っていたが、2019年10月のHOOST CUPで大崎一貴に判定2-0で敗れて初黒星。再起戦となった昨年10月の大阪大会ではMA日本バンタム級王者・KING剛をフルマークの判定で下して初防衛に成功。その実力者ぶりは以前から全国に轟いていた。 　公開練習では左右ミドル、ワンツー、ヒザ蹴り、ワンツー・左ボディ、上下に素早く打ち分けるコンビネーションとその合間に前蹴りを挟み、飛びヒザ蹴りも繰り出した。 「試合が決まって相手も相手なので、モチベーション高く練習ができています。強い方がモチベーションは上がりますね」と、志朗との対戦に気合いが入っているという滉大。 　RISE初参戦には「やっとかって感じで凄い楽しみでしかない。いつ来るんやろうっていうのはずっとありましたね」と言い、「凄く楽しみです。もっといろんな方に滉大という格闘家を知ってもらいたい。（トーナメント出場選手は）僕よりもこの階級でみんな活躍しているので、一人ずつ戦って倒してやろうと思っています」と一気に名を知らしめるつもりだ。 　志朗戦については「自分の持ち味はテクニックがあると思うので、キャリアのある相手ですがテクニックで圧倒して勝つところを見せたい」と志朗を相手にテクニックで勝つとする。「言葉では説明しづらいですが、僕にはそれ（志朗を上回るテクニック）があると思っています。カウンターを狙ったりするのでそのカウンターに僕がカウンターを合わせてやろうと思っています」と言い放つ。 　2月に行われた那須川天心vs志朗のハイレベルなテクニック合戦を見ても「戦略もそうだし、テクニックも僕の方が上回っていますね」と攻略には相当自信があるようだ。 　トーナメントの組み合わせ抽選会では志朗が滉大との対戦を選んだが、「凄く名のある選手だしトップで戦っているので指名してくれたのは嬉しい。光栄だなと嬉しかったです。自分を除く7人の中で志朗選手が一番強いと思うので」と対戦は望むところだったという。 　自身のアピールポイントには「僕は蹴りが得意なので相手の距離にさせない。相手にいつものスタイルにさせず、自分のリズムにさせないのが得意です。上手さもあり、迫力ある試合ができるのでそこを見て欲しいですね」ということをあげる。 　志朗戦をクリアーすることができれば、準決勝で大崎一貴との再戦を迎えるかもしれない。「RISEでも王者になって強い選手だと思いますが、圧倒されて負けたわけじゃない。自分では負けたのかな？ というのがあるので再戦したいですね。テクニックと1回負けているのでその執念で倒してやろうと思います」と言い、決勝に上がってくると予想した江幡睦に関しては「試合も何試合か見たことがあって強いと思っていました。この中でも頭ひとつ抜けているかなと思いました」と評する。 “まだ見ぬ強豪”という見方をされていることには「自分では分からないですが、嬉しいですね。僕が勝った選手が注目を浴びていて僕は浴びていないので嬉しいです」と、注目して欲しいとした。 　今後のRISEにおける目標を聞くと「まずはこのトーナメントを獲って、那須川天心選手がボクシングに転向するので、僕がRISEを引っ張っていける存在になっていければと思います。それと大晦日（RIZIN）に参戦するのは魅力的ですし、やってみたいなと思います」と、大きな目標を掲げた。 　そして「初参戦で僕のことを知らない方がたくさんいると思いますが、この1試合で迫力のある試合をして名前を覚えてもらえるように頑張ります」と意気込んだ。