初黒星を喫して、成長した姿を見せるため強敵を用意して欲しいと志願したJKファイターのAKARI
2021年9月12日(日)東京・後楽園ホール『RISE GIRLS POWER.5』の記者会見が、6月30日(火)都内にて行われた。
これまで新宿FACEで開催されてきた女子大会『RISE GIRLS POWER』は今回が後楽園ホール初進出。女子のみのキックボクシング大会が同会場で開催されるのは、1995年4月に全日本キックボクシング連盟が開催した『闘色兼備』以来実に26年ぶりとなる。
伊藤隆RISE代表は「女子が盛り上がっていて強い選手が集まってきている。後楽園ホールでは久しぶりの女子大会で私も気合いが入っています。選手共々大いに盛り上げて後楽園ホールで年2~3回できるGIRLS POWERにしていきたい」と話し、「このカードを組むのかっていうカードもあります。参戦予定選手でまだあげられない選手もいますが魅力的なカードが組めると思う」と、隠し玉があるとも予告。
神村エリカRISE GIRLS POWERアンバサダーは「私が現役の時は新宿FACEでメインをとるのも大変でした。女子だけで後楽園ホールでできるのは嬉しい。私たち運営だけでなく、選手たちの成果のたまものだと思って嬉しく思っています」と感慨深そうだった。
参戦選手にはその神村の弟子であるAKARI(TARGET)の名も発表された。AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ女子高生ファイターで、2019年9月大会にてプロデビューを飾り判定勝ち、その後も宮崎若菜、RANとの女子高生対決、ベテランの後藤まきに勝利して7戦全勝。3月大会の「ミニフライ級NEXT QUEENトーナメント 2021」で宮崎若菜、大倉萌を破って優勝。寺山への挑戦権を獲得し、5月の『RISEonABEMA』メインイベントで挑戦したが、判定3-0(49-48×3)で敗れた。今回が再起戦。
“8頭身”の長い手足を利した攻撃を得意とし、特に神村ゆずりのミドルキックを得意としていることから“美脚炸裂シンデレラ”のキャッチフレーズを持つ。戦績は7勝1敗。
会見に出席したAKARIは「前回タイトルマッチで負けてしまったにもかかわらず、後楽園ホールで女子だけでやる大会に呼んでくださった意味をたくさん考えて、私らしさ全開で前回の試合よりももっと私らしさを出して大会を盛り上げられたらと思います」と挨拶。
タイトルマッチで初黒星を経験し、「前回の敗北から学んだことは、負けて悔しかったのもありますが、協力してくれた周りの方々が悔しいと言ってくれたり、悲しい思いをさせてしまったので、それが心に響きました。心の大事さを感じました」と精神的に強くなれたとするAKARI。
対戦相手はまだ決まっていないが「最近SNSで私が特別扱いされていると言われているので、負けるんじゃないかと言われるリスクの高い選手とやって、そういうことを言っている人たちを黙らせる試合をしたい」と、強敵を用意して欲しいと意気込んだ。