6・13RIZIN東京ドーム大会で那須川天心(右)と1Rのパンチのみの試合を行った大崎
2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』の追加対戦カードが発表された。
国内フライ級のトップ選手が勢ぞろいする「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」のリザーブマッチとして、BOM・WMC・J-NETWORKの三冠王でRISEスーパーフライ級3位・大崎孔稀(OISHI GYM)vs同級9位・金子梓(新宿レフティージム)が決定。
大崎はトーナメント出場権を懸け5月16日の『RISEonABEMA』で風音と対戦予定だったが、試合前に新型コロナウイルスに感染し無念の欠場。本戦エントリーを逃した。しかし、6月13日の『RIZIN』東京ドーム大会で『那須川天心vs3人』の対戦相手に自ら応募して選ばれ、1Rに天心と拳を交えたばかり。戦績は24勝(16KO)5敗1無効試合。
対する金子はRISEスーパーフライ級新設時からこの階級を盛り上げてきた第一人者で、田丸辰と初代王者を争った経験もある。空手とレスリングをバックボーンに持ち、田丸に敗れるまではデビュー以来8連勝を記録していたが、タイトルを逃してからは55kg転向などでスランプが続いた。しかし、最近は匠朗、鳩に連勝中だ。戦績は11勝(1KO)5敗。
リザーブマッチ決定に大崎は「前回は(那須川天心と)やりたくてもやれない選手が多い中、貴重な経験をさせて頂きました。この経験をこれからに活かしていきます! そして、早速それを魅せるチャンスが来ました! 怪我の具合は軽度で回復してきているので、仕上げて、内容魅せて、どの試合よりもインパクト残します」、金子は「今回の試合は、注目度の高いトーナメントのリザーブファイト、そして大きな舞台での試合でとても気合いが入っています。対戦相手の大崎選手はかなりの強敵ですが、リザーブファイトは勝たなければ意味がないので何がなんでも勝ちます」と、それぞれ意気込みを寄せている。
フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1Rでは、同級2位・門口佳佑(EX ARES)vsシュートボクシング日本フェザー級2位&RKSスーパーフェザー級王者・魁斗(立志會館)が決定。
門口はABEMAの那須川天心への挑戦企画『VS那須川天心』のトーナメントで優勝。これをきっかけにRISEでプロデビューし、今年1月まで無敗を誇っていたが、フェザー級挑戦者決定戦で古豪のムエタイファイター竹内将生に敗れ初黒星を喫した。5月の無観客大会で平野凌我を破り反撃の狼煙を上げたばかり。戦績は9勝(2KO)1敗1分。
対するRISE初参戦となるシュートボクサー魁斗も大阪出身。これまでRKSのタイトルを獲得し、SBでは日本フェザー級2位にランクしており戦績は10勝2敗。これからのシュートボクシングを背負うであろう19歳だ。
門口は「相手は上手い選手なので、僕は僕らしい戦いで、心も体もへし折ります」と宣言、魁斗は「コロナの影響でイベントが少なくなっている状況で、試合ができる事をありがたく思っています。初めてRISEに参戦させていただくので、シュートボクサーとして最高のパフォーマンスをお魅せしたいと思います。今回しっかり勝って結果を積み重ねてRISEのフェザー級のベルトも狙っていきたいです。他に53kgのトーナメントをはじめ好カードが組まれているので、それらに負けない激しい試合をしてイベントを盛り上げることができるようキッチリ仕上げて試合に臨みます」との意気込みを寄せている。
そして-58kg契約3分3R延長1Rでは、RISEフェザー級8位・平野凌我(MTS)と元RKSライト級王者&元double clutch同級王者・YU-YA(魁塾)が対戦。
5月16日の『RISEonABEMA』で門口に判定負けを喫した平野が、魁塾から送り込まれる「第2のユウヤ」ことYU-YAを相手に再起戦を行う。平野は英雄伝説アジアトーナメント3位に輝いたことのある実力者で、戦績は12戦7勝(2KO)4敗1分。その平野に対するはRKSライト級王座、double clutchライト級王座戴冠の実績を持つYU-YA。今年6月より魁塾所属となりRISE初参戦を果たす。
平野はシンプルに「ボッコボコ」と一言コメント。YU-YAは「初めての大舞台、出場させて頂きありがとうございます。自分は、まだまだ戦績も浅く、未熟者ですが人を熱くさせる戦いをし、この一戦で今まで応援してくれている方々に恩返しを込めて全力を尽くします。平野凌我選手の弱味も把握しているので、いつも通り自分のスタイルで戦えたらと思います」とコメントしている。