【RIZIN】大阪で中村優作vs.北方大地、吉成名高vs.誓が決定＝6月27日（日）

　2021年6月27日（日）丸善インテックアリーナ大阪で開催される「Yogibo presents RIZIN.29」の追加対戦カードが発表された。 　MMAのフライ級で中村優作（フリー）と北方大地（パンクラス大阪稲垣組）が対戦。キックボクシングの52.0kg契約で、吉成名高（エイワスポーツジム）と誓（ZERO）が、いずれもヒジありルールで対戦する。 ▼57.0kg　5分3R ※ヒジあり中村優作（フリー）北方大地（パンクラス大阪稲垣組） “絶対に滑らない浪速の拳法使い”中村優作が地元・大阪大会参戦。対戦相手は同じく大阪出身で現ストロー級（52.2kg）キング・オブ・パンクラシストの北方大地となった。 　日本拳法出身の中村は、2020年8月の前戦「RIZIN.23」でZSTフライ級王者の竿本樹生の左オーバーハンドに1R TKO負け。一時は引退を示唆していたが、今回、地元・大阪での出場オファーに「大会が延期になり、まさかの試合が決まるという、しかも地元大阪での試合！ いやーほんま持ってますわ、僕！（笑）」と、超前向きに復帰戦を語っている。 　対する北方は、2020年11月の「RIZIN.25」で、中村と同じく竿本に判定負けを喫しており、「鬱憤を晴らすチャンスを待っていた。打撃でも寝技でも完全決着させる」と再起戦に意気込む。 　自身が保持するPANCRASEのストロー級王座は、5月30日の「次期挑戦者決定戦」で宮澤雄大が八田亮を下してコンテンダーに名乗り。「チャンピオンの北方選手、RIZIN出てる場合じゃないぞ」と突き上げも出ているだけに、RIZINで57kg契約と階級上ながら、負けられない一戦となる。 　両者ともに地元・大阪での参戦、そして復帰戦に燃えている。果たして、地元・大阪で勝利を上げるのは、中村か北方か。 ◆中村優作「ほんま持ってますわ、僕」 「RIZINファンの皆さんお久しぶりです。大会が延期になり、まさかの試合が決まるという、しかも地元大阪での試合！ オファーありがとうございます！ いやーほんま持ってますわ、僕（笑）。対戦相手の北方選手は実力者ですけど、僕がバシッと勝って“スベラナイ”だけでなく“モッテル中村優作”も証明してみせます！！ 皆さんフライ級のスピード感ある戦いを楽しみにしていてください」 ◆北方大地「鬱憤を晴らすチャンスを待っていた」 「前回、RIZIN初戦での結果で、応援してくださる皆さんにフラストレーションを与えてしまった事をずっと悔やんでおり、鬱憤を晴らすチャンスを待ってました。今回のオファーは願ったり叶ったりです！ 打撃のスペシャリストである中村優作選手と熱い試合ができる事を楽しみにしております。打撃でも、寝技でも完全決着させます！ そして、まだ主役不在のRIZINフライ級に“獅子王子”北方大地がいるぞ！ とアピールしたいと思います！」 ▼RIZINキックボクシングルール　52.0kg　3分3R　※ヒジあり吉成名高（エイワスポーツジム）誓（ZERO） “ハマの神童”名高は2018年12月、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を奪取し、日本人として7人目の同スタジアム王者になり、2019年4月15日にはルンピニースタジアム認定同級王座も獲得。日本人初のルンピニー王者になると同時に、ムエタイの2大殿堂であるルンピニーとラジャダムナンの王座を同時に保持した史上2人目の外国人（タイ人以外）選手となった。 　また、2017年4月にWMC世界ピン級王座、2018年4月には日本人4人目の快挙となるWBCムエタイ世界タイトル（ミニフライ級）を獲得。さらに同年9月にはIBFムエタイ世界ミニフライ級王座もKOで獲得し、日本人初のIBFムエタイ世界王者となっている。2019年12月のBOMではBOMフライ級初代王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制した。2020年は8月のRIZINで優心に2R3分8秒、ヒジ打ちでTKO勝ち。RIZIN大晦日にも参戦し、ペットマライを1R2分20秒、ヒジ打ちでKO。榊原信行RIZIN CEOは「名高選手は化け物ですね」と評している。 　これまでの2戦をどちらもヒジによるTKOで勝利を収めてきた“ムエタイミライモンスター”と対するのは、RIZIN初参戦にしてNJKFフライ級（-50.80kg）王者の誓だ。2020年11月に王座に就いた誓は、他団体にも積極的に出場して経験を積んできた20歳の若武者だ。 　当初、6月27日（日）の『NJKF 2021 2nd』で優心（京都野口ジム/NJKFフライ級2位）を相手にNJKFフライ級タイトルマッチに臨む予定だったが中止に。今回のビッグチャンスに「名高選手を倒してチャンスを掴み取りたい」とアップセットを狙う。 　今大会も吉成が得意のヒジでRIZIN連勝を飾るのか、RIZIN初参戦の誓が吉成の快進撃を止めるのか。 ◆吉成名高「圧倒的な試合ができたら」 「エイワスポーツジムの吉成名高です。コロナ禍の中、自分の試合を組んでくださった関係者の皆様に感謝しています。ありがとうございます。今回試合をする誓選手はムエタイのタイトルを持っている強い選手ですが、一つひとつの攻撃にキレを見せて圧倒的な試合ができたらと思います。このような時期で暗く沈みがちな世の中ですが、感動や勇気を与えられるような試合をするつもりなので期待していてください。必ず盛り上げます。皆さま、応援よろしくお願いします」 ◆誓「ガンガン前に出て、バチバチ打ち合いたい」 「初めまして。ZERO所属の誓と申します。この度は、RIZINという素晴らしい舞台、吉成名高選手という最高の相手と試合を組んで下さって本当にありがとうございます！ NJKFの王者として名に恥じない試合をしたいと思います。自分は気持ちで闘う選手なのでガンガン前に出て、バチバチ打ち合いたいと思います！ 名高選手を倒してチャンスを掴み取りたいと思っているので、皆さん応援よろしくお願いします」 【既報キック・ワンマッチ】 ▼RIZINキックボクシングルール　56.0kg　3分3R植山征紀（龍生塾ファントム道場）泉丈成（誠至会） ◆植山征紀「シュートボクサーの強さを証明する」 「2月の試合が中止になって久々の試合なのでめちゃくちゃ気合が入っています。他にも注目カードが揃ってますが、それに負けないくらいのインパクトを残してKO勝ちしますので期待していてください。圧倒的に倒してシュートボクサーの強さを証明します」 ◆泉丈成「死ぬ気で練習して、死ぬ気で闘います！激しい試合しましょう！」 ▼RIZINキックボクシングルール　63.0kg　3分3R山畑雄摩（NJKF心将塾）高橋聖人（真門ジム） ◆山畑雄摩「“俺たちのスーパースター”狩りしようと思っていたけど…」 「この度はRIZIN.29に参戦させていただきありがとうございます。前回RIZIN.25で大雅選手にボコられたのにも関わらず、また、このようなチャンスをいただき、本当にありがとうございます！ 傷だらけになっても泥だらけになっても～♪ウォォ～♪諦めず強くなってRIZINに帰ってきました！！ DEEP☆KICK王者としてワンデイトーナメントに参戦し、“俺たちのスーパースター”の皇治狩りしようと思っていましたが、叶わなかったので、そのうっぷんを高橋聖人にぶつけて泣き恥くらわせます♪」 ◆高橋聖人「僕とやると足も腹も頭も痛いから覚悟しといてね」 「NKB真門ジムの高橋聖人です、RIZINに出場させて頂きありがとうございます。山畑選手はDEEP☆KICKのチャンピオンで強い選手ですが僕の方が強いです。連盟も背負って倒して、僕が勝ちます。山畑くん、僕とやると足も腹も頭も痛いから覚悟しといてね」