小倉尚也（左）vs小巻海斗はアグレッシブファイター同士の激突
2021年5月30日（日）東京・後楽園ホール『Krush.125』の記者会見が、4月16日（金）都内で行われ追加対戦カードが発表された。
Krushスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで、小倉尚也（スクランブル渋谷）vs小巻海斗（真樹ジムAICHI）が決定。
小倉は2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦しているファイターで、パンチを武器に15勝（8KO）8敗2分の戦績。2020年9月、2021年1月と連勝している。対する小巻は2月のKrushでK-1 JAPAN GROUP初参戦。選手欠場を受けて急遽の出場だったが、ムエタイ三冠王の44・ユウ・ウォーワンチャイからパンチで見事なKO勝利を収めた。戦績は7勝（5KO）4敗1分。
小巻は「僕の目標は会場さえ盛り上がってくれればいいと思っているので、この試合で会場を盛り上げます」と意気込む。「前回初めて東京で試合をしていい形で勝てたので、めちゃめちゃ気分良かったですし『また東京で試合したい』という思いが強まって、練習もすごい一生懸命に気持ちが入りました。いい感じに体も動けてるので、次の試合が自分でも楽しみです」とやる気満々だ。
同門の実方宏介やマキ・ドゥワンソンポンが『K‘FESTA』出場で注目を浴びる姿には「悔しさもあった」という。
「実方は僕と同い年なので、悔しい思いもあります。ですが僕は前回が東京で初めての試合だったので、地道に頑張っていこうと思って。とりあえずKrushでチャンピオン目指して、それからK-1にもいけたらなと思っています」と目標を掲げた。
小倉については「とにかくパンチと気持ちが強い選手。とりあえず気持ちで負けないように。もしかしたら殴り合いになるかもしれないですけれど、顔面ぐちゃぐちゃになってもいいので。気持ちで負けないように試合をしたいです」と言い、「正直、倒す、勝つパターンはまだ分からないですけれど、小倉選手はベテランなので、ちょっとでも対抗できるように頑張っていこうと思っています」とした。
現時点で勝っている部分は「パンチの当て勘ですかね。小倉選手もパンチが得意なので、どっちが先に当てるかが勝負のカギだと思います」という。
タイトルへの意識については「もっと全体的に技術を磨いていかないと、チャンピオンにもなれないと思うので。強い選手の動画を見て、いいところをたくさん吸収して、いっぱい練習して。とにかく地道に頑張っていこうと思っています」とした。
一方の小倉も「小巻選手は『会場を盛り上げたい』と言ってたんですけれど、おそらくその通りになると思います。僕も、勝敗はもちろんこだわりますけれど、やっぱりお客さんと勝負したい。技術の練習もちゃんとしてるので技術も出したいと思うんですけれど、技術以上の気持ちで勝負したいと思ってるので。そうしないと会場も盛り上がらないので、そこを意識したいと思います」と、同じく盛り上げると断言。
小巻については「Krushで1戦しかやっていないので、あまり映像がないんですけれど、パンチも蹴りも出来て、ディフェンスもいい。バランスのいい、レベルの高い選手だなと思ってますので。自分も負けないように、気持ちでぶつかりたいと思います」と評する。
どうやって勝つかとの問いには「自分はいつも試合前に『どういうパターンで負けるか』を考えるんです。それはある程度分かってきたので、まだ時間もあるのでここから相手の持ち味を潰したり、負けパターンを潰しながら、自分の勝率を上げていきたいと思ってます」と答え、現時点で勝っている部分には「もちろん、気持ちは負けないと思ってます」とした。
タイトルに向けては「自分の持ち味であるアグレッシブさを活かしながら、面白い試合をして。もちろん、最後はKO勝ちをして、アピールしていきたいと思ってます」とする。
最後に、小巻は「とにかく小倉選手は気持ちが強いので、僕も気持ちで負けないように。絶対盛り上がる試合になると思うので、ぜひ注目して見ててください」、小倉は「5月大会は自分のKO勝ちで、お客さんとも勝負したい。『小倉尚也』全開でいきたいと思いますので、よろしくお願いします」とそれぞれアピールした。
