【RIZIN】大雅、対戦相手変更にも容赦なし「全然相手にならないと思うのでそれを見せる。何も考えず倒しに行く」

　2021年3月21日（日）名古屋・日本ガイシホール『RIZIN.27』に出場する全選手の個別インタビューが、19日（金）にオンラインで行われた。 　第9試合のRIZINキックルール61kg契約3分3Rで基山幹太（BELLWOOD FIGHTTEAM）と対戦する大雅（TRY HARD GYM）がインタビューに答えた。 　大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。RIZINには2018年9月から参戦。2020年8月の『RIZIN.23』で原口健飛にまさかの初回KO負けを喫するなど泥沼の3連敗を経験したが、11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩を判定で破り、復活の狼煙をあげた。戦績は21勝（6KO）12敗。 　基山は鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMに所属し、戦績は7戦6勝1敗。2019年10月から「ONE Warrior Series」に参戦し、2勝を挙げるも、同シリーズが新型コロナウイルスの影響で休止。2020年12月のプロ修斗で「全日本新空手道連盟提供試合」として、キックボクシングルール60kg契約で龍翔と対戦し、判定負けとなっている。 　デビュー戦の時は大雅と同じ髪型にし、同じトランクスを履いて試合をしたほど大雅に憧れていたという基山。大雅としては圧倒的な差を見せつけて勝ちたいところだ。 　以下、記者との質疑応答。 ――現在の心境は？ 「やるべきことはやってきたので、後は明日計量して試合を待つだけです」 ――対戦相手の印象は？ 「まだ7戦しかしてないですが、試合を見た感じでは弱くはないと思うので。自分は誰が相手でも全力で行きます。そのつもりで準備してきたので、当日はやってきたことが違うと思うのでそれが出るかなと思います」 ――どういう試合展開になると思いますか？ 「タイミングを見て倒せればいいと思っています。しっかりKOするつもりで行こうと思います」 ――前回勝利を収めて、その手応えはありますか？ 「前回から環境を少し変えて、チームドラゴンの前田憲作会長に練習を見てもらってます。やっと自分が取り戻せてきた感覚があって。それが今回の試合でどう出るか。自信あるし、それが自分でも楽しみです」 ――対戦相手が変わってマッチメイクについてはどう思っていますか？ 「自分が勝って当たり前なので、リスクしかないのでやりたくないけれど、しっかりレベルの違いを見せたい。全然相手にならないと思うのでそれを見せます」 ――基山選手は大雅選手の大ファンだそうです。 「そういうのは嬉しいですし、影響を与えられているのはやってきてよかったと思います。でも、自分に勝つのはまだ早いよってことをしっかり分からせてあげようと思います」 ――SNSでは『ぶっ倒しに来い』とメッセージを送っていましたね。 「思い切り来いよってそれだけです。思い切りやり合えたらいいなって想いで言いました」 ――TRY HARDも若手が育ち、後輩たちの躍進を見て思うところはありますか？ 「みんな活躍していますし、期待もしているし、自分も負けていられないなって思います。しっかり勝って、やっぱり強いんだなってことを後輩たちに見せられればと思います」 ――お兄さんのHIROYA選手が結婚しましたね。 「もちろん僕も嬉しかったのでほっこりしました。必ず勝って幸せなまま自分も勝とうと思います」 ――今年の大雅はココが違う、というところはありますか？ 「前回はああしないと、こうしないとと考えすぎていました。今回は殺しに行く自分を見せるのが目標と言うか、それを出すのが目標。やれることは全てやってきたので明日はそれが勝手に出ると思うので、当日は何も考えずに倒しに行こうと思っています」 ――なぜチームドラゴンへ出稽古に？ 「昔、RIZINに最初に出た時にも出稽古へ行かせてもらっていたんですが、そこから行けてなくて。負けがこんだ時にもう1回、前田会長にお願いしますと言いました。1週間で言うと4～5回チームドラゴンに行ってました」 ――HIROYA選手とシバター選手が交流していますが、大雅選手もシバター選手との絡みはあるんですか？ 「絡んでないです。自分には難しいのでお兄ちゃんに任せます(笑)」