持ち前の強打を爆発させて倒しまくり、トーナメントを制覇した加藤 (C)岡山ジム
「JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行」
2021年1月17日(日)コンベックス岡山・大展示場
7回目を数える岡山ジムの主催興行で、昨年の65kgに続いて55kgの賞金トーナメントが行われた。ヒジ打ちありの過酷なワンデートーナメントを制したのは、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹が手塩にかけて育てた愛弟子、加藤有吾(RIKIX)だった。
加藤はジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し、2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2020年10月の(NO KICK NO LIFE)ではMASAKING(岡山ジム)を初回KOし、7連勝を飾っていた。
準決勝(1回戦)でICO認定インターコンチネンタルフェザー級王者・ 元山祐希(武勇会)を1Rで3度ダウンさせてTKO勝ちした加藤は、決勝戦ではREBELSで活躍する壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)と対戦。加藤はここでも強打を爆発させ、1Rに2度、3Rに1度と合計3度のダウンを奪い、大差の判定勝ちで優勝を飾った。
55kg級は那須川天心を筆頭に、志朗、鈴木真彦、江幡塁、小笠原瑛作など強豪ひしめく階級であり、加藤がトップ戦線に食い込めるか今後の活躍が期待される。
<全試合結果>
▼第10試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 決勝戦 3分3R延長1R
○加藤有吾(RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者/54.6kg)
判定3-0 ※30-24×2、30-25
×壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者/54.85kg)
※加藤がトーナメント優勝
▼第9試合 有限会社トータルプランニングルミナス presents INNOVATIONバンタム級(53.52kg)王座決定戦 3分5R延長1R
×白幡裕星(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級4位、MuaythaiOpenスーパーフライ級王者/53.3kg)
判定1-2 ※48-49、49-48、47-48
○平松 侑(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONフライ級8位/53.25kg)
※平松をINNOVATIONバンタム級王者に認定
▼第8試合 幸輝興業株式会社 presents INNOVATIONスーパーウェルター級(69.85kg)王座認定試合 3分5R延長1R
○吉田英司(クロスポイント吉祥寺/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーウェルター級2位、REBELS-REDスーパーウェルター級王者/69.65kg)
TKO 5R 2分22秒 ※3ノックダウン
×喜多村誠(キタムラ・マコト/ホライズン・キックボクシングジム/元日本ミドル級王者69.4kg)
※吉田をINNOVATIONスーパーウェルター級王者に認定
▼第7試合 株式会社ミズケイ presents 54kg契約 3分3R
○HIROYUKI(ヒロユキ/RIKIX/元日本バンタム級王者/53.85kg)
TKO 2R 1分1秒 ※セコンドからのタオル投入
×MASAKING(マサキング/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級8位/53.8kg)
▼第6試合 株式会社ミズケイ presents ライト級(61.23kg) 3分3R
○紀州のマルちゃん(武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONライト級5位/61.0kg)
判定3-0 ※30-29×2、29-28
×翔貴(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONライト級8位/61.15kg)
▼第5試合 75kg契約 3分3R ※ヒジ打ちなし
×RYOTA(一神會館/74.9kg)
KO 2R 1分59秒
○馬木 樹里(ウマキ・ジュリ/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/74.6kg)
▼第4試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 準決勝戦(Bブロック) 3分3R延長1R トーナメントBブロック赤コーナー選手
○壱・センチャイジム(イッセイ・センチャイジム/センチャイムエタイジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者/54.85kg)
判定3-0 ※30-28×3
×岩浪悠弥(イワナミ・ユウヤ/橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元INNOVATIONフライ級及びバンタム級王者、元WBCムエタイ日本フライ級王者、ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者、MuayThaiOpenバンタム級王者/54.8kg)
※壱が決勝戦進出
▼第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 準決勝戦(Aブロック) 3分3R延長1R
○加藤有吾 (RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者/54.6kg)
TKO 1R 2分11秒 ※3ノックダウン
×元山祐希(武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/ICO認定インターコンチネンタルフェザー級王者、INNOVATIONスーパーバンタム級3位/54.95kg)
※加藤が決勝戦進出
▼第2試合 53kg契約 2分3R ヒジ打ちなし
△黒田直也(ハーデスワークアウトジム/52.95kg)
ドロー 判定0-1 ※28-28×1、27-28
△平松 弥(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/52.55kg)
▼第1試合 INNOVATIONフライ級(50.8kg)新人王トーナメント1回戦 2分3R延長1R 肘打ちなし
×琉聖(井上道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/50.1kg)
延長R マスト判定1-2 ※10-9、9-10×2
○風太(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/50.15kg)
※風太が新人王トーナメント2回戦進出
本戦の判定は30-29、28-29、29-29