MMAへ本格的に“殴り込み”を果たす熊谷。注目度の高いケイトを破ってKINGレイナ戦に続き脚光を浴びるか
2020年12月19日（土）東京・新宿FACE『skyticket Presents DEEP JEWELS 31』にて、フライ級5分2Rでケイト・ロータス（KING GYM KOBE）と熊谷麻理奈（WSRフェアテックス札幌）が対戦する。
熊谷は“北の女武芸者”と呼ばれるマルチファイターで、元々はアマチュアボクシングで活躍しキックボクシングに転身。さらに2018年5月にはMMAにも挑戦（Road FC 47の女子バンタム級でジン・インチャオに判定負け）、同年9月には素手にバンテージのみを巻いて戦う超過激格闘技ラウェイにも出場し、4R判定無しのドローとなっている。
8月と9月の『DEEP』でKINGレイナとキックボクシングルールで連戦。初戦はKINGレイナが判定勝ちも物議を醸し、再戦はKINGレイナが計量オーバーのため減点2とイエローカード2枚提示で試合開始。今度は判定3-0（30-26×2、30-25）の大差で熊谷がリベンジを果たした。その後、熊谷は『ゴング格闘技』のインタビューに答え、「今後はキックボクシングとMMAの“二刀流”で活動していく」とMMAへの本格参戦を宣言。今回がその第一歩となり、対戦相手も希望していたケイトとなった。
今回が初めて本格的な練習を積んでのMMAとなる熊谷は「格闘技歴10年以上経ちましたが、まさかこの自分が本腰入れてMMAをやるとは想像もつきませんでした！ いろいろな出会いがありこのMMAデビュー戦が決まりましたが、初めて格闘技を始めた時のフレッシュな気持ちです。練習もとても楽しいし、試合も楽しみです」と、ワクワクしているという。
対戦するケイトの印象は「超美人！ 可愛い！ ムキムキ！ 試合も見ましたが気持ちが強く、良いファイターだと思います。ケイト選手と試合するのは本当テンション上がりますし、打ち合いの試合ができたら理想です」と、ビジュアルも含めての高評価。
「ケイト選手は寝技でパウンドや絞め技に持っていきたいのかな？ と思いますが、寝技はめちゃめちゃ練習してきてるので怖くないです。打撃の対策は全くやってないですね。打ち方変えたくらいですかね…打撃では絶対負けないので。自分の強みは打撃だけじゃなくなったので、打撃でも寝技でも、どちらでも来い！ って思っています」と、本職の打撃はもちろんのこと寝技で来られても負けないとする。
「今までの、プロキックボクサーとしての熊谷麻理奈を思いっきり覆す様なファイトをしたいと思います。実は寝技もここまで出来る様になったんだと思ってもらえる様に。しっかりとした総合格闘家になった私を見て欲しいです」と自信をのぞかせる。
これからは「DEEP JEWELSといえば麻理奈だよね！ って言ってもらえる様になりたいです。たくさん若手の美人がいる中 私も気持ちだけは負けないように綺麗で強いファイターになりたいですね」と、DEEP JEWELSを代表する選手になっていきたいという。加えて「北海道は寒いです…東京に住みたいです(笑)」という希望も。
最後には「プロキックボクサーがMMAをやってもこれだけやれるんだ！ ってところを今回は皆さんに見てもらいたいです。そしてこれからも、いろいろな私を皆さんに見せていけたらなと思っています。一生懸命頑張りますので応援よろしくお願い致します」と、ファンにメッセージを送った。
なお、最近毎日続けているルーティンはあるかと聞くと「最近凄くいい飲み物を教えてもらって、『サジー』っていうのですが、鉄分やビタミンがたくさん入ってるめちゃめちゃ酸っぱいドリンクでオレンジジュースと割って飲みます。それを朝起きたら毎日飲んでるのですがとても体の調子がいいです。女性の方には特に試して欲しいです」と答えた。
