テクニシャンの佐々木(左)と剛腕健在の大和、ベテラン対決ならではの味が期待される
2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~』の前日計量&記者会見が、12日(土)都内にて13:00より行われた。
第6試合のスーパーファイト、K-1スーパー・ライト級3分3R延長1Rで対戦する、Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO)は64.9kg、元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者の大和哲也(大和ジム)は64.7kgで計量をパス。
12月10日に33歳の誕生日を迎えたばかりの大和は「コロナのことがあったりする中で試合を迎えられたことを嬉しく思います。1年ぶりですが調整もできたので、しっかり全身全霊で戦っていい試合をしたい」との意気込み。
佐々木は「僕の中では変わりませんが、今日こうして会見と計量があり、明日いよいよイベントが行われるということでさらにこの場に立つと高揚する気持ちがあります。大和選手と向かい合った時に、さらに明日が楽しみになりましたね」と試合が待ち遠しい様子。
大和は41勝(30KO)18敗1分の戦績、佐々木は27勝(6KO)17敗1分の戦績で30歳。共にベテランとして今のK-1でどういう試合を見せたいかと聞かれると、大和は「K-1は若い選手が活躍していますが、同じ階級の王者である山崎秀晃選手を始め、年の近い選手も活躍しています。ベテランですが、明日は激しい試合になると思いますし、目の離せない試合になると思います。僕も佐々木選手のインタビューを見ましたけれど、(いい意味で)期待を裏切る試合をすると言われていましたが、そういう意味でもベテランだからどうこうではなくK-1の中のひとつの試合として見応えのある試合ができると思っています」と、ベテラン云々は関係なく見応えのある試合をするとした。
佐々木は「今ベテランと言われて僕もそういう枠に入ってきたかという想いと、大和選手と前回会見の時にお会いした時と今日とでは表情が違ったんですよね。どうなるかは明日やってみないと分かりませんが大和選手と、皆さんに力を与えられる試合を、伝えていけるような姿をリングで見せられたらいいなと思っています」と、メッセージ性のある試合をしたいと語った。