4年ぶりの再戦となる朝久（左）と大岩 （C）K-1
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の前日計量＆記者会見が、2日（月）福岡市内にて13:00より行われた。
第7試合のスーパーファイト、K-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで対戦する、朝久裕貴(朝久道場)は59.5kg、大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は59.9kgで、それぞれリミットの60.0kgをパスした。
いつものように首に鎖を巻きつけて登場した大岩は「まずはこうして計量が終わってここに立てたのも、本当に僕の応援サポートのみなさんや、体調管理とかを支えてくださったみなさんのおかげだと思っていて。その気持ちを明日、出すつもりでここに立っています」と挨拶。
朝久は「明日は大岩さんとファンのみなさんに、いままで観たことがないような世界をお見せします。日本での試合の間隔が空いてしまって、そのあいだに弟がいい意味で暴走してくれて、僕自身もいい刺激になりました。久しぶりの日本での試合が地元の福岡っていうことで、試合順的にも後半戦一発目ということで、ド派手にいこうと思っています。僕の戦績のうちの半分が中国での試合になって、その勝利のうちの半分くらいはKOです。中国ではタイミングでダウン取ったこともあるし、失神KOしたこともある。身体が強い外国人選手の鼻の骨を折ってドクターストップに追い込んだこともあります。いろんな倒し方を覚えたので、それを明日発揮させようと思っています」と、タフな大岩を倒すと話す。
レオナ・ペタスでさえ倒せなかった大岩を倒しきる自信があるのかと聞かれると、「日本人選手の中で比べると、フィジカル面はトップだと思ってるんですけれど、世界的に見ると中の下くらいだと思います。僕が戦ってきた選手たちのフィジカルはそういうレベルじゃないので。レベルが違います」と言い放った。
これを聞いた大岩は「別にどう思われてもなんでもいいです。朝久選手は本当に強い選手だと思ってるし、自分にないもの、世界のベルトも持ってますし、リスペクトしてる選手ですけれど、今の自分の方が全然強いと思っています。それだけです」と、2016年1月17日のKrushで判定負けした時の自分とは違うという。
「いろいろと考えることもあるし、僕は3回ベルトを見逃して、たくさん悔しい思いをしてきました。次は第四章の第一歩目だと思っているので、必ず勝って次につなげて、しっかりベルトを獲りたいと思います」と、この試合を4度目のタイトル挑戦につなげたいとした。
また、今大会を欠場することになった盟友の武尊からは「自分の仕事をしっかりと盛り上げてって言ってくれましたね」と、激励の言葉をかけられたと話した。
