【RIZIN】RENAが4月21日「RIZIN.15」横浜アリーナ大会で復帰。渡辺華奈はベルト新設を要望。榊原委員長が那須川天心を語る

シュートボクシング世界女子フライ級王者RENA（シーザージム）が4月21日（日）「RIZIN.15」横浜アリーナ大会で復帰することが6日、RIZIN事務所にて発表された。2018年年末にRENAの体重超過で試合が流れていたサマンサ・ジャン＝フランソワ（フランス）とMMA5分3R・ヒジありルールで対戦する。 RENAは昨年の大晦日の前日計量前、減量中に病院に搬送され、計量することができず失格。それに伴い試合は中止となっていた。前回はスーパー・アトム級（49.0kg）での試合だったが、今回は51.0kg契約での試合となる。 会見に出席したRENAは冒頭で「年末は皆様にご迷惑をおかけ、そしてガッカリさせてしまったことを申し訳なく思っています」と前回の欠場を謝罪。 そして、次戦に向け「このまま終わるわけにはいかず、早く復帰したいと思い準備はしてきたつもりです。こんなに早くオファーをいただけるとは思っていなかったので一生懸命頑張りたいと思います。サマンサ選手には年末の会場で謝罪をさせていただきましたが、その時に“また2人で試合をしましょう”と約束していたので、この機会をいただいて感謝しています。平成の失敗は平成のうちに片づけておきたいと思います」と決意を語った。 また、今回が前戦のスーパー・アトム級（49.0kg）と異なり、51.0kg契約での試合となったことについては、「シュートボクシングでは50～51kgで試合をしていましたが、総合格闘技にチャレンジするにあたって、体格やパワーがものをいう競技ということもあり、心配な部分があったので49kgで挑戦させていただいていました。でも前回の失敗もあり、世界は52.2kg（女子ストロー級）が主流になっているので、少しずつでも合わせていければ世界への挑戦も近づくのではないかと思い、相談させていただきました」と、前回の轍を踏まないよう、また今後の挑戦を見据えての体重変更であることを語った。 RENAは現在AACCにて、RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加らとともに練習を積んでおり、「年末よりはるかに強くなっている自信はあります。完璧に仕上げられます」と自信ものぞかせた。対戦相手のフランソワは「ここまで来るのに本当にいろいろなことがありましたが、ようやくRENA選手と戦う環境が整いました。今年に入ってからいつでも試合を受けられるように準備をしていました。この試合に向けての準備は万端だし、チャンスは絶対に逃さない」とのコメントを主催者を通して発表している。 また、会見にはヤスティナ・ハバ（ポーランド）との対戦が発表されていた渡辺華奈（FIGHTER’S FLOW）も出席。「ハバ選手はフィニッシュ力があり打撃もベースがあり強い選手。一本かKOで勝ちたいです。この階級（※今回は57kg契約。女子フライ級は56.7kg）の選手がRIZINでも増えてきたのでベルトを作ってほしいです」と意気込みを語った。 なお、ポスターに写真が掲載されている那須川天心の試合は「最終調整中」で週明けにも対戦相手を含め発表される予定。 那須川の動向については、3月31日のONE両国国技館大会後の会見でチャトリ・シットヨートン会長兼CEOが「彼（那須川天心）は今日、最前列で観戦していました。内々の話ですが『ぜひとも参戦したい、ロッタンと再戦したい』と言っていたので、将来的にその話を進めていきたいと思っています」と語るなど、国内外からラブコールが送られている。 榊原信行実行委員著は、那須川について「RIZINに軸足を置きながら、僕らがやっていない海外での試合がしたい、ベルトにチャレンジしたいなど意義があれば止めません。逆にどんどん行ってこいと言います。それはONEでもBellatorでもUFCでも。我々が考えているスケジュールであったり、契約の中だけに縛る気はないです。チャトリと天心との間で話があるだけで、ワーニングレター（警告書）を送って『契約違反だ』と言う気もありません」と意義のあるチャレンジは推奨する考えがあることを語りながらも、「でも、それが業界のルールや常識に反することがあれば、僕らは徹底的に抗議をする準備はあります。もちろん天心と我々にはしっかりとした長期的な契約があります」と牽制もした。 横浜アリーナ大会のカードは残り1、2試合が週明けに発表される予定。大会の模様はフジテレビ系列にて試合当日の夜20時から放送される。