【RIZIN】那須川天心、皇治戦に「盛り上がらせる前に終わらせたい。当たり前にKO」狙う必殺技の説明も

　2020年8月26日（水）都内にて記者会見が行われ、9月27日(日)さいたまスーパーアリーナにて『yogibo presents RIZIN.24』の開催が発表された。 　その対戦カード第一弾として、RIZINキックボクシングルールでRISE世界フェザー級王者・那須川天心（TARGET/Cygames）vs ISKA K-1ルール世界ライト級王者・皇治（TEAM ONE）が決定。両者揃っての記者会見が行われたが、会見直後に撮影された那須川のインタビュー動画が「那須川天心チャンネル」で公開された。 　まず、オファーを受けた時の心境を聞かれた那須川は「すぐ、やりましょうってなりましたよ。皇治選手は契約して一発目じゃないですか。仮に他の選手とやって負けてしまったらやる価値がなくなってしまうわけですよ。だから一発目に」と、即決したという。 　受けた理由は「僕には絶対にメリットはないんですよ。今回はない。全くないですけれど、お客さんが盛り上がる。そういうアツアツのカードをやりたいじゃないですか。そういうことです」と、ファンが盛り上がるカードだからやると決めたようだ。 　皇治から“喧嘩”を売られた形で決まった今回のカード。8月9日にぴあアリーナMMで開催された『RIZIN.22-STARTING OVER-』で皇治に対戦要求され、その時は「マジでビックリですよ。ドッキリ仕掛けられました（笑）。最悪、マジで」と思ったというが、「逆にありがたいですよ。僕は最近、相手がいないってただでさえ言われているので、探さなくても見つかった、みたいな」と自ら名乗りをあげてくれたことに感謝の気持ちもある。 　会見での皇治の様子を聞かれると「RIZINの会見の雰囲気にのまれている感じはあった」と分析。皇治から哺乳瓶と子供用のおもちゃを渡されて挑発されたことは「僕は何を言われてもイラっとこないんですよ。別に皇治さんに言われても“クソッ、この野郎”とはならないです。僕は心が広いと思っているので。天の心ですから（笑）。ああ、そうですかって平常心でした」と、挑発されて心が乱れることはないとした。 「盛り上がらせる前に終わらせたいですね。当たり前にKOですよ。1Rからガンガン行きますよ。次の試合も決まっているので怪我をしてもしょうがないですし」と圧勝を予告する那須川は、「必殺技ありますよ。いろいろ練習でやっています」と、なんとその場でどのような技を使うかを実演交えて説明。 「言っちゃっていいんですか？」とインタビュアーが驚くと「全然大丈夫です。どうぞ（対策）してください、避けられるものなら避けてください」と、自信満々に言い放った。 　また、「格闘技と言うものが盛り上がってきているけれど、僕的にはいい意味でも悪い意味でもある。例えば実績がなくても口がうまけりゃ注目されるとか。そういう世界を僕は嫌いなんです。だからしっかりと原点に戻って…そういう試合になる。それをしっかり分からせてあげたい」と、今の格闘技界を憂い、原点に戻したいとのメッセージも発した。