【K-1】才賀紀左衛門が電撃参戦、標的はフェザー級王者・江川優生「最終的にK-1でベルトを獲って格闘技人生を終える」

　2020年11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が8月25日（火）都内にて行われ、対戦カード第一弾が発表された。 　会見の最後に、才賀紀左衛門のK-1参戦が発表された。才賀は2007年のK-1甲子園に出場し、2008年2月から旧FEG体制のK-1に参戦。Krushで4戦（2勝2敗）行ったあとはMMAに転向してパンクラスとRIZINに参戦し、2017年12月には朝倉海とも対戦している。2018年8月にはキックボクシングに復帰してREBELSで試合を行った。 　新生K-1には初参戦となる才賀は「ずっとK-1には出たかったので帰ってこれて嬉しいことと、コロナで考える時間が増えて自分を見つめなおした時に、K-1でプロになってデビューして、格闘技は好きなのでたくさん挑戦してきた中で総合もやったし、でも男の人にひっつかれるのは苦手なので殴り合いをしたい。練習も立ち技が楽しいですし、いろいろ見ていて自分が一番出たいのはどこなのかなってコロナの時に向き合って、K-1に出てK-1のベルトを獲りたいというのがあったので、参戦できるのが凄く嬉しいですね」と、K-1のベルトが一番欲しいと考えたことが理由だと話す。 「僕が格闘技でプロになったのはK-1を見て、凄い憧れてやって、デビューして。今のK-1を見ていたら盛り上がっていますし、立ち技が好きなので、立ち技するなら日本一がいいと思ったのでK-1に出たいと思いました。武尊がスーパースターなので、武尊大変そうやなと思って。武尊が背負っているストレスがヤバいと思うので、ちょっとでもそこを和らげるように頑張りたいと思います」と、武尊のようにK-1を盛り上げる存在になりたいと意気込む。 　どの階級で試合をするのかと聞かれると「自分の中のベスト階級は自分自身、分かっていなくて…57.5kgだったり60kgだったり、63kgでやっていたけれど好きな人間（武尊）と殴り合うのは嫌なので、江川選手の57.5kgを狙っていこうと思います」、K-1 WORLD GPフェザー級王者・江川優生に狙いを定めるとした。 「K-1のことが好きで始めたので自分の中でいろいろな団体を見てきて。長くK-1が続いていて、武尊が盛り上げてくれていろいろな選手が出てきているので、自分が引退する、最後はK-1でやるって決めていました。今年31歳ですが格闘家の年齢（現役寿命）はどんどん上がっているので、年齢は数字としか思ってないのでまだまだ試合はやっていける。最終的にK-1でベルトを獲って格闘技人生を終えようかと思っています」と、K-1で格闘技人生を締めくくりたいと話す。 　今後については「兄貴（久保優太）とはめちゃくちゃ長いお付き合いで、自分としてもタイプが合っている。よかった時も知っているし、性格も理解してくれているので、気持ちの面でも時間帯でもそこがいいと思って。矢口トレーナーも信頼しているので昔から知っていて、そこでやろうかな、と」と久保が新たにオープンしたPURGE TOKYOで練習を積んでいくという。 　また、話題はシングルファーザーとしての才賀にも触れられ、「娘がK-1を理解しているか分からないけれど、1年前に総合の練習を見に来た時があって、男に抱きつかれているのを見て、インターバルの時に『パパはなんでひっついているの？」と言われました（笑）。総合だと見せて怒られる可能性があるので、殴り合いならいけると思うので楽しみです」と、娘に試合をしている姿を見せたいとする。 　そして「最初は娘に格闘技見せんとこうと思っていたんですが、見せてなくてもパンチやキックをしたり、パパの仕事ってパンチとキックでしょって言われるので、理解もできているので娘にカッコいい姿を見せたいっていうのはあります。シングルお父さんは少ないですけれど、シングルファーザーとしても格闘家としてもできることを見せたい。海老蔵さんよりかっこいいお父さんになれるように頑張ります」と語った。　なお、中村拓己K-1プロデューサーによれば試合は年内を予定しており、「今のK-1ファイターと戦って化学反応じゃないけれどそこを楽しみにしています」との期待を寄せていた。