江川（左）のベルトに対して刀を持参した椿原
2020年9月22日（火・祝）エディオンアリーナ大阪（大阪府立体育会館第1競技場）にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が7月28日（火）都内で行われ、対戦カード第2弾が発表された。
K-1 WORLD GPフェザー級王者・江川優生（POWER OF DREAM）が椿原龍矢（月心会チーム侍）がスーパーファイト-58kg契約 3分3R・延長1Rで対戦する。
江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。高いボクシングスキルを武器に連勝を重ね、2019年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月には初防衛を果たし、11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続初回KOで王座に就いた。「K-1 AWARDS 2019」MVPにも輝いている。怪我のため12月の武尊とのエキシビションマッチ以来試合から遠ざかっていたが、今回王者としての第一戦を行う。
ノンタイトル戦ながら王者との対戦というチャンスを迎えた椿原はK-1甲子園2017 -55kg王者。2020年7月にフェザー級に階級を上げ、その一戦目ではかつて江川に勝利した桝本翔也を左ハイキック一発でKOに仕留めた。
なにわのSAMURAIとのキャッチフレーズを持つ椿原は刀を持って記者会見に登場。「最初にお話もらった時にK-1大阪大会に出られると聞いてめっちゃテンション上がりました。（7月の）リング上でKrushのベルトを狙うと言った気がしますが、フェザー級転向2戦目で王者とやらせてもらえるのはめっちゃラッキーだと思う」と、巡ってきたチャンスに目を輝かせる。
江川は「こんな状況・環境の中、大阪で試合を組んでもらえて感謝しています。相手にも敬意を表してボコボコにしてやろうと思います」と対照的にクールにコメント。
それを聞いた椿原は「ボコボコにされんように頑張ります。僕も江川選手を憧れて見ていた選手なので、そんな選手に敬意を表して戦います」となぜか笑顔。
相手の印象を聞かれると、椿原は「江川選手はすんごい強くて、全階級の選手を同じ条件で見たら3本の指に入るほどの選手。試合を見ている人は分かるけれど全部強いと思っています」と、パウンド・フォー・パウンドでもベスト3に入るほどの強豪だと評する。
ところが、その3人は誰なのかと聞かれると「江川選手、僕、あと一人は想像に任せたいです」とちゃっかり自分の名前をあげた。
江川は「以前Krushで解説して、その時に上手い選手だなと思って。でも自分ならこうすると思って見ていたので対策はばっちりです」と、すでに攻略法を考えていたという。
K-1王者になってからだいぶ時間が経ってしまった江川だが「空いた分、いい練習が出来ていました。大会に出てないからダメなわけじゃなく試合が楽しみです。2019年の江川はデカいと思うので、そのままいけるように、頑張ります」と2019年の勢いそのままに突き進んでいきたいとした。
2019年の勝ちっぷりを見ると江川優勢の予想は動かないところだが、椿原は「もちろん勝つつもりで挑みます。名前も実力もある選手だけれどそれにビビっていたら話にならないので、前に出る気持ちで行こうと思います」と、恐れずに前へ出て勝ちたいとした。
ちなみに、持参した刀はいつも部屋に置いてあるものだと言い、「江川選手がベルトを持っているのを見て持って行こうと思ったんですが、持ってきた後でスーツに刀は似合わないと思いました」と照れ笑いを浮かべた。
＜決定対戦カード＞
▼スーパーファイト -58kg契約 3分3R・延長1R
江川優生（POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPフェザー級王者）
椿原龍矢（月心会チーム侍）
▼スーパーファイト スーパー・ライト級 3分3R・延長1R
不可思（クロスポイント吉祥寺）
平山 迅（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）
▼スーパーファイト クルーザー級 3分3R・延長1R
加藤久輝（ALIVE）
杉本 仁（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）
▼スーパーファイト ライト級 3分3R・延長1R
朝久泰央（朝久道場）
弘輝（team ALL-WIN）
▼スーパーファイト ライト級 3分3R・延長1R
瓦田脩二（K-1ジム総本部チームペガサス）
SEIYA（MAD MAX GYM）
▼スーパーファイト スーパー・ライト級 3分3R・延長1R
近藤拳成（大成会館）
泰斗（LEOPARD GYM）
▼スーパーファイト スーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
TETSU（月心会チーム侍）
西元也史（K-1 GYM SAGAMI-ONO）
