4月から延期となっていた試合がようやく実現する、里見(左)と瓦田(右)
2020年7月21日(火)東京・後楽園ホール『Krush.115』の前日計量&記者会見が、20日(月)都内にて行われた。
第7試合のライト級3分3R・延長1Rで対戦する、里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)は62.4kg、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)は62.3kgでリミットの62.5kgをパス。
その後の会見で瓦田は「今回の試合までに延期で流れていたがモチベーションは1回も落ちず、むしろここへ来るたびにどんどん上がっていって、明日は最高の状態で迎えられます」と、当初は延期となった4月・5月大会で組まれていたカードにモチベーションを落とすことなくここまで来たという。
対する里見は「計量をパスできてホッとしています。早く明日にならないかなって感じです」と、明日が待ち遠しいとした。
この期間、瓦田は「走り込みから身体の全て、フィジカル面もそうだし、期間があった分修正もできたので充実した練習ができました」、里見は「今までの試合で相手の対策を1回もしたことなかったんですが、相手の試合を見て研究しようと一から映像を見てこんなにも余裕ができるんだって。得意・不得意も何を狙ってくるかも分かったので、明日は最高のKOができると思います」と自信満々。
瓦田が「今回は内容にはこだわっていない。とにかく結果を出すために頑張りたい」と言えば、里見は「みんなは衝撃的なKOを待ち望んでいると思うので、その通りに非日常を見せたいですね」と対照的。
6月にはKrushライト級の王者ゴンナパーが防衛に成功しており、瓦田は「意識していますし、ゴンナパーはK-1での試合が決まっていますが、自分はゴンナパーから獲ってこそ価値があるベルトだと思っているので返上してほしくないし、ゴンナパーからベルトを獲るつもりで今回は落とせない試合です」、里見も「みんなの印象に残るKOをすれば自然とタイトルマッチにつながると思うので、まずは明日の試合で衝撃を残します」と、この試合をクリアーしてタイトル挑戦へ漕ぎつけたいとした。
最後のコメントを求められると、瓦田は「明日、全て分かる」、里見は「明日はKOするのでお楽しみ」と、それぞれの意気込みを残した。
また、会見に同席した石川直生エヴァンジェリストは「両選手とも必殺の武器を持っている。里見選手はショートでもロングでも倒してきた左ストレート、瓦田選手は右ストレートや突き刺すヒザ蹴りなどリーチを活かしたバリエーションが多いファイター。緊張感のある試合に期待したい」と、両者の必殺技がいつ炸裂するか、と見どころを語った。