朝倉未来（左）と那須川天心のInstagramのライブ配信でコラボが実現、ファンはまさかの顔合わせに大喜び
2020年4月10日の夜、同時にインスタライブを配信していた朝倉未来（トライフォース赤坂）と那須川天心（TARGET/Cygames）が、約10分間にわたってコラボしたことがファンの間で大きな話題となった。
那須川が自炊して作った“野菜適当炒め”を食べながらInstagramのライブ配信をしているところへ朝倉がコラボ申請。那須川は最初「本物かな？ マジかな」と疑っていたが、ファンからの「本物だよ」「コラボして」との書き込みを見てリクエストを承認、両者のコラボ配信が実現した。
お酒を飲みながらの朝倉が「天心君は飲まないの？」と聞くと、「飲めなくはないですが、好きじゃないんですよね。別に飲みたいと思わないです。成人式とかでも一切飲まなかったですね。未来さんはずっと飲んでいるんですか？」と自分から進んでは飲まないと答え、朝倉は「毎日ですね。格闘家で飲んでる人も珍しいですよね。俺も酒やめられればもっと強くなれるのにな」と苦笑い。
那須川が「異彩を放っていますよね」と言うと「俺はなんちゃって格闘家なんでね。ユーチューバーなので(笑)」と笑い、那須川にYouTubeチャンネルはやらないのかと聞くと「やるかやらないかの間なんですよね。どうやろうかなっていう。今けっこうテレビも出させてもらっているので、時間をどうやっていこうかんと考えていますね」と、やるつもりはあるが時間のやりくりが難しいとする。朝倉は「YouTubeやるならぜひコラボをやろうよ。天心君と原宿のタピオカでデート」と提案。
さらに「みんなはスパーリングしてほしいと言うだろうけれど」と朝倉が言うと、那須川は「でもそれをやったら終わりのような気がしますね。最終的にネタがなくなったらですね。でもネタがなくなることはないと思います」と、それは最終手段だという。
朝倉は「最近にわかファンが天心君と俺で試合してくださいってけっこう言ってきてるね。階級とかマジで全然違うのになって」と、ファンから試合を望まれていると話すと「僕もけっこう言われますよ(笑)。でも、知ってくれている方が増えたんだって思いますね。詳しくなくても知っている人が増えてくれるのは嬉しいです」とプラスに考えているようだ。
「天心君は一人暮らし？ 後ろに女の子いると思うよね」（朝倉）、「いないです。一人です（笑）」（天心）とのやり取りがあった後、朝倉は「この間、榊原社長のところに行って。真夏にビッグイベントやるみたいな。天心君は今やりたい選手いるんですか？」と、4月2日のネット会見で榊原信行RIZIN CEOがぶち上げた真夏の格闘技メガイベントについて聞くと、那須川は「今ですか？ 盛り上がる試合をやりたいですけれどね」と具体的には答えず。朝倉が「誰にも負けないと思っているでしょう？」と振ると、「全然大丈夫ですね。格闘家は自信を持ってナンボなので。負ける気なんてさらさらないですし。格闘家はみんなそうだと思います」と堂々と答える。
朝倉の「ボクシングとか総合格闘技にはいかないんですか？」との質問には、「そこはちょっとまだ、ピーです。分からないです。僕は昔からキックボクシングが本当に好きなので、キックボクシングに憧れて格闘技をやってみたようなものなので。まずはそこで広めていかないと。まあ、今度2人の時にいろいろ話しますよ」と、その件についてはシークレットだとした。
その後、今度東京で一緒に食事をしようとの提案が朝倉からあると、那須川は「僕は格闘家の人とあまり仲良くしないんですけれど、でもなんかやっぱ違うじゃないですか」と言い、朝倉が「違う？ どういうこと？」と聞くと「階級もそうですし、格闘家っぽくないじゃないですか」と那須川。これには朝倉が「凄いディスられているな」と苦笑したが、那須川は「全然違います！ いい意味で、です。僕も格闘家でありたいんですが、いい意味で格闘家じゃないところを出していきたいと思っていて。いろいろな入り口を広めたいと思っています」と、朝倉がYouTubeなどを通じて格闘技に目を向けさせる活動をしていることに共感するという。
朝倉も「格闘家はもっと広める努力をしないといけないと思っているので。もっとリスペクトしてほしいもんね」と同意し、那須川は「海外で俺は格闘家なんだって言うと“おおーっ！”てなるんです。でも日本人に言うと『そうなんですか』みたいな、ちょっと引いた目じゃないですか。そういう偏見も多少あるので。昔ほどはなくなりましたけれど。格闘技って稼げないイメージが多いと思うので。総合格闘技はアレですがキックボクシングなんてもっと稼げないと思われていると思うので、そのイメージをばーんと変えたいですね」とアツく語った。
最後は朝倉から改めて「今度また、ご飯でも」と食事の誘いがあり、約10分間のコラボ配信は終了。那須川は「こういう時期だからこそこういうコラボができるので」と締めくくった。
