2020年3月29日(日本時間)、世界全体の新型コロナウイルスの死者が3万人を超え、感染者数が累計で66万人を超えたと報道されるなか、世界中でファイターたちがSNSなどで、新型コロナウイルスとの戦いをファンに訴えかけている。
元RIZIN&Bellator世界バンタム級王者の堀口恭司(ATT)は、3月23日に「コロナのせいで何処の店も閉まってる」とツイート。続けて、26日には動画で「コロナが流行っていてすごく大変だと思いますけど、しっかり手洗い・うがい、予防をして、前向きな気持ちで頑張っていきましょう」とファンに予防を呼び掛けた。
また、現RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプ(アンゴラ)も、3月27日に動画を投稿。「コロナウイルスの件で酷い状況にあるからこの動画を録っています。みんな、ルールを守って家に籠って健康でいてね。恐れないで、きっとこの酷い状況に勝てるから。みんなの力で乗り越えよう、ナンダヨー」と、日本語も交えて自宅謹慎によりウイルス拡散を防ぐことを訴えかけた。
さらに、3月28日には元UFC世界二階級王者のコナー・マクレガー(アイルランド)も自身のFacebookを更新。4分を越える動画を投稿した。
2週間のロックダウンが発令された母国の状況を受けてマクレガーは、動画の冒頭で「ゲームに入らなければ、ゲームには勝つことはできない」と独特の言い回しで語ると、「家にいる人たちは身体を動かして、栄養を取って、好きな音楽を聴いて、免疫力が上がるようにワークアウトをしよう」と呼びかけた。
マクレガーはアイルランドの新型コロナウイルスに対処する医療施設に100万ユーロ(1億2千万円)の寄付を発表しており、同地で影響力が高い“ザ・ノトーリアス”は、空港の閉鎖や軍の配備など、国家としてのさらなる完全なロックダウンを首相らに向けて訴えかけている。