【ムエタイ】新型コロナウイルスの影響でラジャダムナンスタジアムが2週間閉鎖、福田海斗の試合も中止に

　ムエタイの2大殿堂も新型コロナウイルスの影響を強く受けている。3月中は観客を入れないで試合を行う“無観客試合”として行うことを発表したタイ・ルンピニースタジアムに続いて、ラジャダムナンスタジアムが3月15日（日）から2週間、スタジアムを閉鎖することを決定した。 無観客試合として行われているルンピニースタジアム （C）MuayThaiSuperFight　また、14日（土）のオムノーイスタジアムは無観客試合で行われ、15日と22日（日）のテレビマッチ『スック ムエタイ7シー』は開催中止になったと、ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が伝えた。 　これにより、3月26日（木）ラジャダムナンスタジアムのセミファイナルで決まっていた、True4Uバンタム級王者カイト・ウォーワンチャイ（＝福田海斗/キング・ムエ）とラジャダムナンスタジアム認定バンタム級4位ドークマイパー・トースラット（タイ）の試合は中止に。 中止となった福田（左）vsドークマイパー。セミファイナルで行われる予定だった （C）MuayThaiSuperFight　ドークマイパーは同スタジアムの1月度月間最高試合に選ばれたオート―戦で勝利してランキング入り。現在4連勝中の20歳だが、この試合ではランカーのドークマイパーよりも現在ノーランカーの福田の方が“格上”と位置付けられ、福田は赤コーナーで出場予定だった。 　福田は自身のSNSで「今月の26日（木）に決まっていた自分の試合も中止となってしまいました」とファンに報告。そして「残念ですが、スタジアムだけでなくタイ全体で感染者が減るきっかけになればいいですね。スタジアムに歓声が戻る日までみんなで力を合わせて乗り越えましょう！」と、新型コロナウイルスの感染拡大が収束へ向かうことを願い、ファンへメッセージを送っている。