K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦FINAL WARの大将戦を務める目黒と古宮
2020年4月4日（土）東京・新宿FACEで開催される『KHAOS.10』の記者会見が、2月25日（火）都内にて行われた。毎回大会テーマが定められるK-1 JAPAN GROUP第3のブランドである『KHAOS』。今回は2019年9月の『KHAOS.9』に続いて、K-1選抜vs格闘代理戦争の対抗戦が行われることになった。
1月18日にゲーオーズの優勝で幕を閉じた『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』に出場した選手たちの中から7人が選ばれ、格闘代理戦争チームを結成。迎え撃つK-1選抜は、K-1アマチュア・K-1甲子園・K-1カレッジの優勝者から7人が選ばれた。
その7対7全面対抗戦の大将戦では、『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』で主役級の活躍をした16歳・古宮晴（昇龍會/SKR連合）がプロデビュー戦を迎えることに。
古宮は生まれつき耳が聞こえない聴力障害というハンデを持ちながら、1回戦で史上初の3人抜きに成功。準決勝でも2人抜き、決勝でも1勝をあげて合計6連勝を飾った。迎え撃つK-1選抜は目黒翔大（優弥道場）。第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -60kg優勝者で、プロ戦績は1勝（1KO）1敗の20歳。目黒は『格闘代理戦争 4thシーズン』の卒業生で、『KHAOS.9』での対抗戦では代理戦争チームとして出場し、K-1選抜の久保一馬に敗れている。
会見に出席した古宮は「このような舞台でデビューさせてもらえることに感謝しています。デビュー戦でメインをやらせてもらいますが、しっかり勝ってチーム対抗戦の勝利を大将としてしっかり締めたいと思っています」との意気込み。目黒は「対抗戦のメインに選んでいただき誇りに思っています。しっかりメインという大会の最後で、しっかり勝って自分も締めたいと思っています」と、負けじと勝利宣言。
勝ち抜き戦の1回戦で史上初の3人抜きを達成した古宮（右）
格闘代理戦争では4thシーズンとFINAL WARの対抗戦という図式もあり、古宮は「目黒選手はFINAL WARの前のSeasonで準優勝したチームの選手ですが、見ていて上手くてきれいな選手だと思っていました。試合ができることがとても嬉しいです」、目黒は「自分も古宮選手の3人抜きを見ていて、凄いスタミナがありますし、タフですし、根性もあるので、面白い試合になるかと思っています」と、お互いに意識する部分はある。
格闘代理戦争の卒業生で、先にプロで活躍している目黒（左）
格闘代理戦争の卒業生として、プロとしても先輩にあたる目黒は「自分も前のSeasonで戦って、プロデビュー戦で負けました。そこから悔しくて自分を見つめ直してまた一からやった」とプロは甘くないと言い、「当日はお互いしっかり出し切って、会場が前回メインの松本日向選手vs橋本実生選手の試合のように盛り上げたいし、それ以上の試合をしたい」と、前回を超える盛り上がる試合をしたいとする。
さらに、古宮の活躍を見て嫉妬心はないかと聞かれると「もの凄いありました。自分は準決勝が不戦勝で、バッティングで試合ができなくなって決勝でも最後の最後で負けたので、悔しい思いをしたのでやってやるぞと思いました」と、対抗心を燃やす。
それぞれのストロングポイントを聞くと、古宮は「僕は長い距離とカウンターが得意です。しっかり距離を離して、その距離に入れずにカウンターで倒したい」、目黒は「距離感ですけれど、今は一発だったりを磨いています。そういうところも注目して欲しいと思います」と、それぞれの注目して欲しいポイントを話した。
そして、大将戦までに自分のチームが何勝何敗になっていて欲しいかと聞くと、全勝と答えるかと思いきや、目黒は「自分は3勝3敗できて、大将戦で決着を付ける。それが盛り上がると思います」、古宮も「僕も3勝3敗で大将戦でケリをつけたいと思っています」と、大将戦までもつれ込んで欲しいとした。
