自分が生まれた曜日の色だという紫のお気に入りのスーツで一夜明け会見に出席したゴンナパー
2020年1月25日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.110』の一夜明け会見が、26日（日）都内にて行われた。
メインイベントで横山巧(リーブルロア)を判定2-0で破り、Krushライト級王座2度目の防衛に成功した王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は自分の仕事が出来たと思います。とても嬉しいです」と、観客を沸かせる試合をしてV2を達成できたことには満足そうだったが、「昨日の試合では自分の動きが遅かったと感じています。長く休みすぎた（約10カ月ぶり）と感じました。コンディションはあまりよくなかった。正直言うと、長く休んでいたのと日本で寒い気候にさらされて風邪もひいていました。全力で練習できたのは1週間くらいでした」と打ち明ける。
「でも、試合スパンが短ければ短いほど自分のコンディションは上がっていくと思います」と早く次の試合がしたいと意気込み、「今回日本に戻ってきてK-1のベルトが欲しいとまた思いました。3月にベルトを懸けてできれば戦いたいと思っています。現王者は自分に負けた相手なので、戻ってきて見てやりたいと思いました」とK-1ライト級タイトルマッチを強く望む。
前日の大会でテレビ解説を務めた現王者・林健太は「夏くらいにゴンナパーがベストな状態に戻った時にやりたい」としていたが、ゴンナパーは「私のことが怖いと考えているとしか思えない。私はいつでも戦える準備が出来ている。また、65kgでも戦えます。現在の65kg王者の安保瑠輝也も私に負けている。自分は早くK-1のリングで戦いたいです。できれば3月に戦いたい。早くやりたいです。ただ、そこはK-1サイドの意向もあるので1試合挟んでもいい。でもファンの皆さんも見たいのではないでしょうか」と、ライト級がダメならスーパー・ライト級でもいいのでタイトルマッチをやりたいと熱望した。
これを受けて中村拓己K-1プロデューサーは「林選手の出場を発表していて昨日ゴンナパー選手からそういうアピールがあったので、林選手のカードも含めてマッチメイクを調整しています。昨日のアピールを受けて考えているところです。今日も18：00からK-1の会見があるので、もしかしたら2人が出席して実は…ということもあるかもしれません。とにかくいろいろ調整しています。みんなが見たいカードであることは間違いないと思うし、それが3月なのかいつなのか、一番盛り上がるタイミングでこの一戦は決まってきます」と答えた。
昨日が実に138戦目だったゴンナパーだが「これからも成長できると思っています。それは、もっとK-1ルールをしっかり深く知ることです。K-1ルールに針を100まで振った練習をすることでどんどん強くなれると思っています」と、まだまだ自分には強く成長できるノビシロがあると語った。
また、「今後も全力で戦っていきます。ただひとつ言いたいのは、昨日のジャッジには不満です。私が全ラウンド取っていたと思います。ドローを付けたジャッジにはとても不満があります。それについてはジムを通して申し立ての書類を送りたいと思います。それは私のためだけではなく、今後K-1やKrushに来る外国人選手のために言っておかないといけないと思います」と訴えた。
