2020年1月26日(日)、東京・後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Supported by ONE Championship」の公開計量が25日13時から同所にて行われ、第4試合の平良達郎(100gオーバー→再計量56.7kgでパス)とジャレッド・ライアン・アルマザン(2.2kgオーバー→【追記】ジャレッドに全ラウンド減点1とした上で58.9kg契約で試合実施に)の2選手以外は、初回計量でパスした。
メインイベントは、小巻洋平と箕輪ひろばのストロー級世界タイトルをかけた因縁の試合。両者の対戦はプロアマ含め今回で4度目。戦績はアマ時代に小巻が1勝、プロでは箕輪が2勝。いずれの試合も攻守が目まぐるしく変わる熱戦の末、箕輪がKOと一本勝ちで小巻を完封している。しかし、2018年に行われたインフィニティリーグ公式戦では僅か1ポイント差で小巻が逃げ切り優勝。箕輪は2位で幕を閉じた。そして、世界ランキングでは現在小巻が1位、箕輪が2位と直接対決では勝利しているものの、ランキングでは逆転現象がおきている。今回はここへ更に世界タイトルがかかった格闘家人生を懸けた大一番を迎えるだけに、今まで以上の熱戦が期待される。
52.1kgで前日計量をパスした箕輪は、「明日は自分の小学生の頃からの夢を叶えて、この大会に少しでも貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と決意表明。
対する小巻は52.0kgでパス。「ベルトについてはいろいろあると思うんですけど、箕輪さんは滅茶苦茶強くて2回やられてるんで、これで返して全部チャラかなと思っているので、明日は熱い試合をするので、応援をお願いします」とリラックスした笑顔で熱戦を予告した。4度目の正直で、最後にベルトを巻くのは小巻か、箕輪か。
セミには環太平洋フェザー級王者・TOMAが挑戦者に仲山貴志を迎える2度目の防衛戦がラインナップ。2017年3月の対戦では、仲山が試合終了間際にTOMAの首を捕らえ、大逆転勝利を収めており、王者・TOMAにとってはタイトルを懸けた因縁の相手へのリベンジマッチとなる。
挑戦者・仲山は、2018年3月に山本健斗デリカットに1Rギロチンチョークで一本負けも、2019年1月に青井人に1R チョークで一本勝ち。続けて7月に稲葉聡に判定3-0で勝利し、今回の王座挑戦にこぎつけた。65.8kgで計量をパスすると、「年末年始のいろいろと忙しいなか、たくさんの人が練習に付き合っていただいたおかげでばっちり仕上げることができました。明日はTOMA選手と熱い修斗をして、津田沼にベルトを持って帰りたいと思います」と、総合格闘技津田沼道場のチームメートにベルトを持ち帰ることを宣言。
対する王者・TOMAは、2018年6月に山本健斗デリカットを相手に1R KO勝ちで第9代環太平洋フェザー級王座を獲得。2019年6月30日の大阪大会では高野明を判定3-0(30-27、30-29、30-28)で下して初防衛に成功しており、今回が2度目の防衛戦となる。
65.8kgで計量をパスしたTOMAは、「明日はベルトとか関係なく、仲山選手にこの前負けた悔しさを晴らす、120倍くらいにして返そうかと思います。応援よろしくお願いします」と、敗れた相手に倍返しでのリヴェンジを誓った。
修斗最激戦区バンタム級では、“天才”田丸匠と“最も戦いたくない男”藤井伸樹の注目の一戦も組まれた。
藤井は2018年から修斗へ本格参戦し、岡田遼、魚井フルスイングに判定負けで2連敗を喫したが、その後、2019年5月に石橋佳大(3R KO勝利)、9月に齋藤翼(判定勝ち)という激闘派に競り勝ち、勝敗を5分に戻している。61.2kgで計量をパスした藤井は、「この日に向けてしっかり練習をやってきたので全力で相手に挑んでいきたいです。今回も盛り上がるように頑張りたいと思います」と言葉少ないながらも静かな闘志を見せた。
一方この日、24歳となった田丸は「今日が誕生日で、プレゼント待ってます(笑)。年末年始は地方だと結構、練習が出来ないことが多いんですけど、今回は仲間がすごい付き合ってくれたんで、明日はヤバいものが見せられるなと思うので応援よろしくお願いします」とバースディを迎え好調をアピールしている。
そのほか、“フルスイングvs組技”魚井フルスイングvs手塚基伸などの注目カード、さらに、恒例のジュニア修斗公式戦に今回初の試みとなるONEChampionshipとのパートナーシップが導いた新空手提供ジュニアマッチなど、盛りだくさんのカードがラインナップされた1月26日(日)のプロ修斗は、17時30分開場でオープニングファイト後、本戦が18時からスタート。AbemaTV 格闘チャンネル、スカパー!「FIGHTING TV サムライ」にて放送が予定されている。
▼第8試合 メインイベント 世界ストロー級チャンピオン決定戦 5分5R
小巻洋平(同級1位/リライアブル)52.0kg
箕輪ひろば(同級2位/総合格闘技道場STF)52.1kg
▼第7試合 セミファイナル 環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
TOMA(2度目の防衛戦/TK68)65.8kg
仲山貴志(挑戦者・同級2位/総合格闘技津田沼道場)65.8kg
▼第6試合 バンタム級 5分3R
田丸 匠(同級世界4位/NACSER DO SOL)61.2kg
藤井伸樹(同級世界8位/ALLIANCE)61.2kg
▼第5試合 バンタム級 5分3R
魚井フルスイング(同級世界4位/和術慧舟會HEARTS)61.2kg
手塚基伸(同級世界10位/総合格闘技道場コブラ会)61.1kg
▼第4試合 フライ級 5分3R→※58.9kg契約に変更
平良達郎(日本/同級世界6位/THE パラエストラ沖縄)2018年新人王&MVP)56.8kg→56.7kg
ジャレッド・ライアン・アルマザン(フィリピン/チーム・ラカイ)58.9kg→再計量
※当初の契約体重を超過した青:ジャレッドに全ラウンド減点1とした上で58.9kg契約にて試合を実施。
▼第3試合 ストロー級 5分3R
猿丸ジュンジ(日本/同級世界3位/修斗GYM東京)521.kg
ジェロム・ワナワン(フィリピン/チーム・ラカイ)52.1kg
▼第2試合 THINKS INTERNATIONAL Presents SHOOTO Women's Super Atom weight WORLD Championship Tournament 修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント一回戦 5分2R(延長1R)
大島沙緒里(日本/AACC)48.0kg
小生由紀(日本/グランドスラムAPP)49.5kg
▼第1試合 フェザー級 5分2R
小林孝秀(トイカツ道場/ファイティングラボ新潟)65.4kg
木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)65.5kg
▼オープニングファイト 2019年度新人王決定トーナメント決勝戦 ウェルター級 5分2R(延長1R)
井口マサト(AACC)76.9kg
ハーレー(NEO JUDO ACADEMY)76.7kg
※第5試合と第6試合の間に実施予定
◎ジュニア修斗 52kg以下 4分1R
大矢 翼(心技館)
玉城 悠(Theパラエストラ沖縄)
◎新空手提供試合 K-4ジュニア特別マッチ
後久 湊(悟心塾)
山田新大(建武館)